統一教会の合同結婚式をめぐる婚姻無効訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 17:20 UTC 版)
「婚姻の無効」の記事における「統一教会の合同結婚式をめぐる婚姻無効訴訟」の解説
統一教会(統一協会、世界基督教統一神霊協会)における「合同結婚式」は教祖である文鮮明が夫婦となるカップルを組み合わせるものであるが、式に参加し、結婚した後に離教した多数の元信者が婚姻の解消を求める訴訟を起こした。統一教会は信者が心変わりするのを防ぐため、反対する親族によって信者が連れ去られた場合、法的に夫や妻であることで、人身保護請求をしやすくするため、また、信者(特に女性)が海外の宣教に行く際に、「長期ビザ」が取得しやすくするなどの理由から、まだ実際に同居生活を始める前から信者に法的結婚を指示することが多い。 これまで多くの婚姻の無効を求める訴訟が起こされたが、離教した元信者の「婚姻の意思の不在」などを理由に、そのほとんどが認められている。1996年4月25日の最高裁で婚姻の無効を認めた下級審での判決が初めて確定した。2005年3月1日現在、元信者による婚姻の無効の確認を求める裁判において、約50件程がその主張通り認められている。
※この「統一教会の合同結婚式をめぐる婚姻無効訴訟」の解説は、「婚姻の無効」の解説の一部です。
「統一教会の合同結婚式をめぐる婚姻無効訴訟」を含む「婚姻の無効」の記事については、「婚姻の無効」の概要を参照ください。
- 統一教会の合同結婚式をめぐる婚姻無効訴訟のページへのリンク