紫志凛【シシリン】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第15203号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 紫志凛 よみ:シシリン |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 菅原廣輝 | |
品種登録者の住所 | 岩手県胆沢郡衣川村噌味144 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅原廣輝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、紫系エゾリンドウの実生選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、花は内面上部が鮮青紫色、中部が淡青紫色、外面が濃青紫色で、切花向きの中生種である。植物体の形状は直立性、草丈は60~89㎝である。茎立数は25本以上、茎の直径は3.0~4.9㎜、横断面の形状は円形、上部の色は緑、着色程度は多、下部の色は緑、着色程度は中である。側枝発生数は0である。葉長は5.0~6.9㎝、葉幅は2.0~2.9㎝、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は9~12、茎当たりの総花数は10~19である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は1.2~1.5㎝、先端の直径は1.5~1.9㎝、転回は反転せず、花冠内面上部の色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、中部の色は淡青紫(同8002)、外面の色は濃青紫(同8006)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は少、外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは8~9㎜、幅は6~7㎜、形状はⅣ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は中で、育成地(岩手県胆沢郡衣川村)では8月中旬である。「イーハトーヴォ」と比較して、茎立数が多いこと等で、「いわて」と比較して、茎立数が多いこと、茎上部の着色程度が多いこと、茎当たりの総花数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に育成者のほ場(岩手県胆沢郡衣川村)において、紫系エゾリンドウの実生選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 紫志凛のページへのリンク