紫光もち【シコウモチ】(食用作物)
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登録番号 | 第14527号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 紫光もち よみ:シコウモチ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 全国農業協同組合連合会 | |
品種登録者の住所 | 東京都千代田区大手町一丁目8番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 遠藤雄士、粉川聡、阿部浩人、森永靖武、矢作学、内山田博士、伊藤俊雄、金田武夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の系統の変異株から選抜して育成されたものであり、育成地(神奈川県平塚市)における成熟期はやや晩生、穎色が茶、玄米の色が暗紫/黒の糯品種である。稈の長さはやや短、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は立、葉身表面の毛茸及び葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや長、穂数は中、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は立、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は茶、外穎先端の色(ふ先色)は褐、護穎の長さは中、色は黄白、柱頭の色は白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄褐、最長芒の長さは短、芒の分布は先端のみである。籾1000粒重は中、玄米の長さはやや長、幅はやや広、形は半円、色は暗紫/黒、香りは弱である。胚乳の型は糯、出穂期(50%出穂)及び成熟期はやや晩生である。穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。葉いもち圃場抵抗性はやや強、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。「モチミノリ」と比較して、玄米の色が暗紫/黒であること、玄米の香りが強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に出願者のほ場(神奈川県平塚市)において、出願者所有の系統から変異株1個体を発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紫香もち」であった。 |
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