精の守【セイノマモル】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10911号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の守 よみ:セイノマモル |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「精の里」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮緑黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはかなり太、色は緑、強さは強、中空の程度は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さはやや厚、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は多、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁及び管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮緑黄(JHS カラーチャート2706)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは大、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。「精の輝」と比較して、外花弁の表面の色が鮮緑黄であること等で、「秀芳の匠」と比較して、葉裂片縁部が重なること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精の里」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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