等電点電気泳動とは? わかりやすく解説

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等電点電気泳動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/10 03:24 UTC 版)

等電点電気泳動(とうでんてんでんきえいどう、: Isoelectric focusing、略称:IEFもしくはEF)は、等電点の違いにより物質を分離する電気泳動の方法である。

pH勾配の存在下で電解質を電気泳動すると、電荷が0となる等電点まで移動して止まり、各物質が等電点の順に並ぶ。この原理を用いてタンパク質や薬品などの分離・分析を行う。タンパク質の電気泳動では、両性電解質溶液を電気泳動すると陽極側が酸性、陰極側がアルカリ性になり、ここにタンパク質を加えると各タンパク質が等電点の順に並ぶ。特に二次元電気泳動のうち1次元目によく用いられる。

1912年に、味の素開発に関連して池田菊苗アミノ酸の分離に用いたのがこの方法の最初といわれる。


等電点電気泳動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:20 UTC 版)

ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の記事における「等電点電気泳動」の解説

両性イオンを含む緩衝液中でタンパク質を泳動し等電点によって分離する方法が等電点電気泳動であり、通常担体としてポリアクリルアミド用いる。すでにアポEフェノタイプ分析応用したキット存在する。(参考文献 片岡久朗他: 臨床検査Vol.37121993) タンパク質分析によく用いられる二次元電気泳動は、1次元目で細長いゲル用いた等電点電気泳動を行い、それを2次元目のSDS-PAGEでさらに分離するのが通常の方法である。 .mw-parser-output .asbox{position:relative;overflow:hidden}.mw-parser-output .asbox table{background:transparent}.mw-parser-output .asbox p{margin:0}.mw-parser-output .asbox p+p{margin-top:0.25em}.mw-parser-output .asbox{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox-note{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox .navbar{position:absolute;top:-0.75em;right:1em;display:none} この項目は、生化学関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者求めています(プロジェクト:化学プロジェクト:生命科学Portal:化学Portal:生物学)。 表 話 編 歴 電気泳動 電気泳動歴史英語版技術アフィニティー電気泳動英語版アガロースゲル電気泳動 キャピラリー通電クロマトグラフィー英語版キャピラリー電気泳動 誘電泳動(英語版差分ゲル電気泳動英語版不連続電気泳動英語版電気ブロッティング(英語版電気クロマトグラフィー英語版電気泳動移動度シフトアッセイ ゲル電気泳動 免疫電気泳動英語版イオントフォレシス 等速電気泳動英語版移動界面電気泳動英語版ポリアクリルアミドゲル電気泳動 温度勾配ゲル電気泳動法 二次元電気泳動 用途DNAラダー英語版シリカ吸着によるDNA分離英語版核酸ゲル電気泳動英語版タンパク質ゲル電気泳動英語版血清タンパク電気泳動英語版理論電気移動度英語版) 等電点電気泳動 文献Electrophoresis (雑誌)(英語版電気泳動 Commons 分析化学

※この「等電点電気泳動」の解説は、「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の解説の一部です。
「等電点電気泳動」を含む「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の記事については、「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の概要を参照ください。

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