第6代 - 第15代
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1762年第5代伯爵の没後コーク伯爵位は、長男チャールズが1759年に亡くなっていたため次男のハミルトンに承継された。彼はシャルルヴィル選挙区 (英語版) からアイルランド庶民院に、またウォリック選挙区 (英語版) からイングランド庶民院に選出された。 1764年、第6代伯爵ハミルトン・ボイルは未婚のまま34歳で亡くなったため、伯爵位は彼の異母弟のエドマンドに承継された。第7代伯爵は彼の2番目の妻メアリー・モンクトン (Mary Monckton、1746年-1840年) (英語版) と、彼女が50年間にわたり文筆界の中心的存在であったということで有名である。 1798年にエドマンドが亡くなると、彼の長男ジョンは既に亡くなっていたため爵位は次男のエドマンドが承継し第8代コーク伯爵となった。彼はイギリス陸軍大将で、フランス革命戦争やナポレオン戦争で戦った。 第8代伯爵が1856年に亡くなり、爵位は孫のリチャード (Richard Edmund St Lawrence Boyle, 9th Earl of Cork、1829年-1904年) (英語版) に承継された。彼は第8代伯爵の次男ダンガーヴァン子爵チャールズ・ボイルの息子だった。第9代伯爵はイギリス自由党の政治家でマスター・オブ・ザ・ホース (英語版) の将校 (Master of the Buckhounds) (英語版) としてジョン・ラッセル・ウィリアム・グラッドストン・アーチボルド・プリムローズ等の下で働いていた。 1904年リチャードから爵位を承継した長男のチャールズ (Charles Spencer Canning Boyle, 10th Earl of Cork and Orrery、1861年-1925年) は第二次ボーア戦争で戦った兵士だったが、1925年子供がいないまま亡くなった。 チャールズの爵位は彼の弟ロバート (Robert John Lascelles Boyle、1864年-1934年) が引き継ぎ第11代伯爵となった。彼もまた子供がいないまま1934年に亡くなったため、爵位は彼の又従兄弟のウィリアム (William Boyle, 12th Earl of Cork and Orrery、1873年-1967年) (英語版) に承継された。第12代伯爵は第8代伯爵の三男ジョン・ボイルの孫だった。彼はイギリス海軍の提督で、特に1940年のナルヴィクの戦いへの参戦で有名である。 第12代伯爵も子供のないまま1967年に亡くなり、爵位は甥のパトリック (Patrick Reginald Boyle、13th Earl of Cork and 13th Earl of Orrery、1910年–1995年) に承継された。彼はレジナルド・コートニー・ボイル (Reginald Courtenay Boyle) の長男だった。彼はイギリス貴族院の副議長を務め、1973年から1978年まで貴族院の委員会副委員長を務めた。 パトリックもまた子供がいないまま1995年に亡くなったため、爵位は弟のジョン (John Boyle, 14th Earl of Cork、1916年-2003年) が承継し第14代伯爵となった。 2016年現在、コーク伯爵位は2003年に承継したジョンの長男ジョン・リチャード・ボイル (John Richard Boyle, 15th Earl of Cork and 15th Earl of Orrery、1945年生) 第15代伯爵により保持されている。
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