第27巻 - 第40巻とは? わかりやすく解説

第27巻 - 第40巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 05:21 UTC 版)

汽車のえほん」の記事における「第27巻 - 第40巻」の解説

クリストファーもまた父のように鉄道ファンであったクリストファーにも子どもができ、かつての父と自分のように、機関車について子どもと対話するようになったある日ネーンバレー保存鉄道訪問した際、インスピレーション受けて最初の話を発想、早速文章にして父親見せた。ちょうどテレビシリーズ化相談受けていたウィルバートはそれを読んで天恵感じ公表出版提案した。そしてクリストファーの持込により27巻「Really Useful Engines」は1983年発行された。オードリー本書を「汽車のえほん、第27巻」とし、シリーズ再開をきめた。 新し汽車のえほん出版社でもあるハイネマン社は第26巻までのガンバー&ピーター・エドワーズの挿絵好んでいなかったため、新し挿絵画家としてクライヴ・スポング (Clive Spong) が起用された。第27巻はダルビーケニーの絵に似せて描かれたが、第28巻からは独自の絵となったここから機関車の顔はシワ寄った老け顔となってしまい、旧来の読者には受け入れ難いものとなっている。顔以外についても、車庫扇型庫になったり、トーマス支線分岐駅が急に寄りの場所に移転したり、局長ヒゲ面別人になったり(これは局長がトッパム・ハット3世になったため)と、第26巻までとは明らかな設定の変更が行われた。それに応えるように1987年9月に「The Island of Sodor : Its People, History and Railwaysソドー島における人物歴史および鉄道)」がウィルバート・オードリー牧師その実弟のジョージによって刊行され、この物語の設定集大成となった。この著書こそ真の汽車のえほん」パーフェクト・ガイドといえるもののはずだが、全世界絶版中(日本では翻訳すらされていないになっている。 既にイギリス公共鉄道から完全に蒸気機関車引退し保存鉄道でのみ会合できる時代において、クリストファーの描く新シリーズは、始めから簡単ではなかった。ウィルバート時代なら基本的に悪者だったディーゼル機関車存在も、見直なくてはならなかった(デイジーD1ボコD2、7101号/「くま」がD3正式に番号与えられた)。イギリス公共鉄道全体電化高速化近代化進み牧歌的な逸話生まれ難くなっていた。ストーリー当初ウィルバートの話に似せていたが、ある程度たつとクリストファーなりの吹っ切れができたのか、タイトルに「Engines」がつかなくなったり、ディーゼル特急HSTピップとエマ登場したり、トーマス英国鉄道イベント出演してマラード号蒸気機関車世界最高速度出した)と会うなど、時代反映した今までとは異な作風物語執筆された。

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