第2曲:ヴルタヴァとは? わかりやすく解説

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第2曲:ヴルタヴァ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 09:55 UTC 版)

わが祖国 (スメタナ)」の記事における「第2曲:ヴルタヴァ」の解説

Vltava / Die Moldau (12:51) Courtesy of Musopen この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧ください原題Vltava 1874年11月20日から12月8日の間に作曲され初演1875年4月4日アドルフ・チェフ指揮行われたホ短調。『モルダウ』(ドイツ語: Die Moldau、英語: The Moldau)の名でも知られる。『バルタバ』·『ブルタバ』とも表記する。 この楽曲スメタナは、ボヘミア大きな川の一つの音を呼び起こすためにトーン・ペインティングを用いたスメタナは、以下のように述べている。 この曲は、ヴルタヴァ川流れ描写している。ヴルタヴァ川は、Teplá Vltava と Studená Vltava呼ばれる2つ源流から流れだし、それらが合流し一つ流れとなる。そして森林牧草地経て農夫たちの結婚式の傍を流れる。夜となり、月光の下、水の妖精たちが舞う。岩に潰され廃墟となった気高き城と宮殿の傍を流れヴルタヴァ川は聖ヤンヨハネ)の急流 (cs) で渦を巻く。そこを抜けると、川幅広がりながらヴィシェフラドの傍を流れてプラハへと流れる。そして長い流れ経て最後ラベ川ドイツ語名:エルベ川)へと消えていく。 この曲は6曲中にとどまらずスメタナの全楽曲中でも最も有名なもので、単独演奏されたり録音されることも多い。最初主題歌曲合唱曲編曲され歌われたり、ジャズロックへとアレンジして演奏されることもある(#編曲参照)。 最初主題には、15世紀から16世紀にかけてイタリアで活動したテノール歌手ジュゼッペ・チェンチ作の『ラ・マントヴァーナ』に由来するメロディ改変され用いられている。同曲はモルドバモルダヴィア)などにも伝わり民謡一節流用され、イスラエルの国歌ハティクヴァ』のメロディ基礎ともなっている。スメタナ祖国ボヘミアにおいても、民謡"Kočka leze dírou"に用いられている。スメタナはこの『ラ・マントヴァーナ』に由来する祖国民謡メロディを、第1主題として採り入れたものと思われる楽曲最終部分には、第1曲『ヴィシェフラド』の主題組み込まれている。その他、ヨーゼフ・ランナーの『旅の行進曲』(作品130)のメロディ一部引用されている。

※この「第2曲:ヴルタヴァ」の解説は、「わが祖国 (スメタナ)」の解説の一部です。
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