第二次丹作戦
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1945年2月16日から17日にかけてアメリカ海軍の大型正規空母11隻・軽空母5隻、戦艦8隻を基幹とした第58任務部隊が関東地方に接近、空襲を行った(ジャンボリー作戦)。2月17日豊田副武連合艦隊司令長官はアメリカ艦隊をウルシー帰着の好機をとらえて奇襲を断行すると決意表明した。そのため宇垣纏第五航空艦隊長官に銀河24機を基幹とする特攻隊の編成し攻撃することを命令した。またこの作戦を「丹作戦(第二次)」と呼称する旨の指示をした。宇垣は特攻部隊を2月20日菊水部隊、梓特別攻撃隊と命名する。762空銀河陸上爆撃機24機の攻撃隊と801空二式飛行艇5機の誘導隊で編成。潜水艦伊58が誘導支援。爆装は80番通常爆弾1個、正規空母を目標にし1艦に3機突入を予定。3月7日敵機動部隊がウルシーに帰投したため10日決行予定も発進の遅れから11日に決行された。九州の鹿屋基地を午前9時25分に発進。直線距離2,300km(実際飛行経路約2,930km)を10時間かけて飛行、中途で機体の不調により次々と脱落機を出し、さらに薄暮攻撃の予定が午後7時前後に現地到着となるものの特攻攻撃を決行。戦果は一機が空母ランドルフを損傷させたに留まった。
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