第二次世界大戦後の独立以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:13 UTC 版)
「大韓民国における売買春」の記事における「第二次世界大戦後の独立以降」の解説
大韓民国の成立後に朝鮮戦争が勃発し、戦火で焼き尽くされた国土の復興には莫大な費用が必要になった。当時、駐留米軍に対する風俗店は、朝鮮語でヤクザと呼ばれる非合法の犯罪組織が関与しており、莫大な金額が地下に流出していた。これを一斉に摘発し、新たな国営の娼館制度を代わりに据え、外貨獲得を行った。これが便宜的に国営妓生と呼ばれる制度であり、更なる外貨獲得を目指して、一時はベトナム戦争時など海外にも派遣された。 詳細は「韓国軍慰安婦」および「在韓米軍慰安婦問題」を参照 1960年代から今日まで、基地村における売春はアメリカ軍基地の周辺でまだ存在している(例えばキャンプ・スタンリー(英語版)やキャンプ・ケーシー(英語版)周辺)。これは、アメリカ軍基地を囲む基地村におけるアメリカ軍兵士のための売春の提供を含む大韓民国政府とアメリカ軍との間の交渉の結果であった。政府は洋公主(西洋の姫)と呼ばれた売春婦を登録し、医師の診断書を持つことを義務付けた。アメリカ軍憲兵は、これらの基地村売春地区に警備を行い、性感染症の流行を防ぐために病気と考えられる売春婦を拘留した。この政府の関与は当時部分的に、北朝鮮から大韓民国を守っているアメリカ軍が離れてしまうことに対する恐れによるものであった。基地村売春はアメリカ軍基地の外側に存在する。アメリカ当局は公には売春を非難するが、それを防止するための対策はほとんどとらず、一部の地元住民は、アメリカ軍は兵士が利用可能な商業性サービスを持つことを望んでいる、と示唆している。
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