第二次世界大戦後の評価とは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦後の評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 17:09 UTC 版)

足利尊氏」の記事における「第二次世界大戦後の評価」の解説

森茂暁は、一次史料による実証的分析通して尊氏数多く発給文書残していることを指摘し尊氏鎌倉将軍とは違って最高指導者として親裁活用し動乱苦難産みの苦しみ乗り越えて室町幕府おおよそ骨格形作った人物であると述べた。そして、南北朝の動乱群像でも最も中心的な役割果たした存在とし、南北朝時代現代に繋がる日本文化原型とされるのであるから、その時代の骨格作った尊氏は「日本文化実質的な開創者の一人といって過言ではない」と評した亀田俊和は、『源威集』で、観応の擾乱後の尊氏が「征夷大将軍名に恥じない立派な大将」として書かれているとし、武家故実に詳しい武田信武8年前の兵装記憶していてそれを評価した描写取り上げ尊氏カリスマ高かったのは、単に経済的利益給与気前良かっただけではなくこうした部下への細やかな観察適切な評価にも優れていたことも特長なのでないか、とした。そして、室町幕府まがりなりにも200年上続長期政権となったのは、尊氏が「諸政策の恩賞化」によって、「努力報われる政治」を行ったことが主な理由なのではないか、とした。また、観応の擾乱前の尊氏政治的に無気力だったのに、40代半ば擾乱乗り越えてからは積極的に政務参与しているという劇的な変化指摘した。そして、たとえ何歳になって人間努力すれば必ず変わることが出来るという、勇気けられる好例なのではないか、とした。

※この「第二次世界大戦後の評価」の解説は、「足利尊氏」の解説の一部です。
「第二次世界大戦後の評価」を含む「足利尊氏」の記事については、「足利尊氏」の概要を参照ください。

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