第一幕後半とは? わかりやすく解説

第一幕後半

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 03:02 UTC 版)

三幕構成」の記事における「第一幕後半」の解説

第2の10ページセットアップが終わった後の「第2の10ページ」(開始10-20分) では、主人公焦点当てられるセットアップが「主人公が誰で、何をするストーリーなのか」を明確にしたのに対し、ここでは、「主人公どのような人物なのか」ということ中心になる。主人公人生の「ある1日」が示され主人公キャラクター人間関係がより明らかになる。この1日は、狭い意味での「日常1日」である場合もあれば、そうでない場合もある。主人公行動的決断的で、ほぼ全てのシーン登場しまた、最初10ページ (10分) の設定に応じて行動するなおかつこの間ストーリーは、第一幕終わりファースト・ターニングポイント向かって広がり前に進む。 『アナと雪の女王』('13) では、セットアップ (pp. 1-11., 前述) の直後に、戴冠式1日描かれる戴冠式の日の朝、宮殿の門が開放され、昼にアナのミュージカル・パートが始まる。このインサイティング・インシデント (pp. 12-17., 前述) に続いてアナハンス王子との出会い (pp. 17-19, 24-28.) や、エルサ魔力発覚しそうになる戴冠儀式 (pp. 19-20.) があり、夜の舞踏会でのファースト・ターニングポイント (pp. 35-36., 後述) に至る。主人公アナは、そのうち合計24ページ登場しており、登場していないのは最初1ページのみである (pp. 12-36.)。 第310ページ第2の10ページに続く「第310ページ」(開始20-30分) は、主人公をめぐる問題具体的に何であるのかを、1つ2つ程度シーン明かしその結果として起こるファースト・ターニングポイントで終わる。『アナと雪の女王』('13) では、ファースト・ターニングポイント (pp. 35-36., 後述) の直前アナハンス王子との突然の婚約怒ったエルサが、秘密にしていた魔法使ってしまい、山地逃亡する (pp. 29-32.)。王国魔法暴走によって寒波襲われる (pp. 33-34.)。続くファースト・ターニングポイントにおいて、アナ雪山エルサ女王追って宮殿を出る (pp. 35-36., 後述) 。また、シンデレラマン』('05) では、主人公ボクサーが、1シーン目で試合前に利き手痛み感じ、2シーン目には試合中その手複雑骨折し、それにより、3シーン目のファースト・ターニングポイントで、ボクサーとしてライセンスはく奪される。

※この「第一幕後半」の解説は、「三幕構成」の解説の一部です。
「第一幕後半」を含む「三幕構成」の記事については、「三幕構成」の概要を参照ください。

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