第一序文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 07:15 UTC 版)
「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」の記事における「第一序文」の解説
いわゆる「セザールへの手紙」。ノストラダムスが息子セザール・ド・ノートルダム(1553年 - 1630年?)にあてた書簡の形式をとって、自身の世界観や未来観を開陳している。この文書には、クリニトゥスの『栄えある学識について』(1504年)、およびジロラモ・サヴォナローラの『天啓大要』(1498年)から着想を得たと思われる箇所、あるいはそれらをフランス語に訳した上でほぼそのまま借用している箇所などが少なくないと指摘されている。 なお、末尾には1555年3月1日の日付があり、この時点ではセザールは1歳3ヶ月半ほどの赤子に過ぎなかったため、ここで宛名となっている「セザール」は未来においてノストラダムスの予言を正しく解読することになる人物を表している、とする説をとなえる信奉者も少なくない。他方で、ノストラダムスはセザールの年齢と初版の詩篇数(353篇)の合計によって、354年4ヶ月(各惑星が世界を支配する周期、後述)をあらわしたのだ、とする説もある。
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