石飛町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/02 07:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動石飛町 | |
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— 町丁 — | |
石飛町の位置 | |
座標: 北緯35度12分20.7秒 東経137度12分18.4秒 / 北緯35.205750度 東経137.205111度 | |
国 | ![]() |
都道府県 | ![]() |
市 | ![]() |
地区 | 藤岡地区 |
面積 | |
- 計 | 0.92km2 (0.4mi2) |
人口 (2011年12月1日[1][2]) | |
- 計 | 462人 |
等時帯 | 日本標準時 (UTC+9) |
郵便番号 | 470-0463 |
市外局番 | 0565 |
ナンバープレート | 豊田 |
概要
豊田市の北西部に位置し、藤岡地区(旧西加茂郡藤岡町の町域にほぼ相当する)に属する。 町域南西部を矢作川支流である飯野川が縦貫する。飯野川には石飛川・間山川が注ぎ、合流部付近には採石場、採土場がある。愛知県道33号瀬戸設楽線が飯野川と併走し、人家も県道沿いに集中している。間ノ山と呼ばれる町域北東部は山林の深い地域だが、木瀬町から当地域を下り県道につながる一本の山道は外越(とごし、戸越)道と呼ばれ、小原から戸越峠を経て瀬戸を結ぶ街道のひとつであった[3]。大正期から昭和初期にかけて、陶土材が瀬戸まで運ばれた道筋である[4]。
歴史
沿革
- 江戸期- 寛永期の『三河国村々高附』においては「加茂郡石飛村」、天保期の郷帳においても「加茂郡石飛村」という表記が見受けられる[5]。
- 1635年(寛永12年)当時- 成瀬氏領であった[3]。
- 1701年(元禄14年)- 幕府領となる[3]。
- 1868年(明治元年)- 三河吉田藩領となる[3]。
- 1871年(明治4年)- 大区小区制施行により、第4大区第3小区に所属する[5]。
- 1878年(明治11年)- 郡区町村編制法施行により、加茂郡が西加茂郡と東加茂郡に分割される。これに伴い、石飛村の所属が加茂郡から西加茂郡に変更される[4]。
- 1884年(明治17年)7月- 戸長役場設置に伴い、石飛村、飯野村(いいのむら)、北一色村(きたいしきむら)、田茂平村(たもだいらむら)、西中山村(にしなかやまむら)、迫村(はさまむら)、深見村(ふかみむら)の7村が同組に組み込まれる[6]。
- 1889年(明治22年)10月1日- 市制・町村制施行に伴い、石飛村、飯野村、北一色村、田茂平村、西中山村、迫村、深見村の7村が合併して西加茂郡藤河村が誕生し[7]、石飛村は藤河村大字石飛に継承される[4]。
- 1906年(明治39年)4月1日- 藤河村、高岡村、富貴下村の内3大字が合併して藤岡村が誕生し[8]、藤河村大字石飛は藤岡村大字石飛に継承される[4]。
- 1978年(昭和53年)4月1日- 藤岡村の町制施行に伴い[8]、住所表示が藤岡町大字石飛に変更される[4]。
- 2005年(平成17年)4月1日- 藤岡町の豊田市への編入に伴い、住所表示が豊田市石飛町に変更される。
寺社
- 石飛須原神社
- 町域最南部、飯野境と呼ばれる地区の住宅密集地の最深部にあり、白山姫命を祀る。1718年(享保3年)、1861年(文久元年)の二度にわたり再建されている[3]。なお、境内は藤岡飯野町とまたがっている。
文化財
古窯
散布地
城館跡
- 石飛砦跡
- お須原山、及び東に隣接する御岳山と呼ばれる二つの丘陵の頂付近にあり、削平地に空堀と土塁が残る。石飛須原神社はここに鎮座している[3]。
脚注
- ^ 町別面積・人口・世帯数(豊田市ウェブサイト、2012年1月22日閲覧)
- ^ なお、当該データの示す「人口」の根拠については明記が無い。ただし、豊田市の他のウェブページ(「データ提供 豊田市の人口」豊田市ウェブサイト、2012年1月22日閲覧)に示すように、住民基本台帳及び外国人登録原票をもとに整理された「登録人口」であると思われる。
- ^ a b c d e f 『日本歴史地名体系』23:846ページ
- ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』:142ページ
- ^ a b 『日本歴史地名体系』23:1165ページ
- ^ 『豊田加茂の地名』:8ページ
- ^ 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』:1170ページ
- ^ a b 『豊田加茂7市町村の合併の記録』:20ページ
- ^ a b c 埋蔵文化財一覧(豊田市ウェブサイト、2012年1月23日閲覧)
参考文献
- 『愛知県の地名』日本歴史地名大系23、平凡社、1981年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』、角川書店、1989年。
- 『豊田加茂7市町村の合併の記録』、豊田市、2005年。
- 深津重貞 「豊田加茂の地名」、1991年。
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