相棒・助手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:12 UTC 版)
原作コミックの第1話には銭形の協力者として小柄な老爺の名探偵・明智小五郎が登場しており、原作者には老獪な謎解き担当・明智と若きやり手の行動派・銭形のコンビでルパンと対決させようという意図が当初はあったのではないかと言われている(第2話以降、明智は登場していない)。アニメシリーズではパイロットフィルム版とPART6第5・6話に明智は登場し、前者は終盤でルパンの変装だったことが明かされており、後者は仮想現実内で銭形にそっくりな浪越警部の協力者(原作やパイロットフィルム版とは違い、美青年の姿になっている)として活躍している。 アニメ等では基本的に相棒や協力者はその回限りの登場ということが多いが、『峰不二子という女』のオスカー警部補、『警部銭形』の一里塚正樹、『銭形警部』の桜庭夏希と国木田晋太郎はシリーズを通して銭形の相棒として活躍し、PART5で初登場した八咫烏五郎は『プリズン・オブ・ザ・パスト』やPART6にも続投している。 上司や部下、相棒に恵まれないジンクスのようなものがあり、TVスペシャルでは『トワイライト☆ジェミニの秘密』のジャン・ピエール、『アルカトラズコネクション』のテリー・クラウン、『盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜』のブライアン・マーフィー、『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』のエミリー・オブライエンなど身内が黒幕だったという展開が多く、銭形を主人公としたスピンオフ漫画『警部銭形』では自らに刑事の基礎を教えた元上司・菊田孝之を逮捕している。逆に警察関係の味方が信頼できた例は『トワイライト☆ジェミニの秘密』のブルトカリー巡査、『ワルサーP38』のビッキー・フラナガン、『炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』の警視総監、『EPISODE:0 ファーストコンタクト』のジョージ・マックフライ、『the Last Job』の神楽坂飛鳥などがおり、『TV第2シリーズ』第3話や『天使の策略 ~夢のカケラは殺しの香り~』、『the Last Job』、『血の刻印〜永遠のMermaid』では部下らしき刑事も登場している。 TVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』では行方不明になったミラ王女の身代わりにされた毛利蘭を追う毛利小五郎を目暮警部からの紹介(この際に目暮は銭形を「友人」と言及している)で助手としてヴェスパニア王国へと同行させ、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では特例として佐藤刑事と高木刑事を借りてルパンの捜査に当たり(ただし、高木刑事は着任早々にルパンに入れ替わられる失態を犯し、途中で白鳥警部と交代した)、エピローグでは服部平次と大滝警部を伴って大阪大美術館に侵入したルパンの前に現れている。
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