生い立ちからこれまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:55 UTC 版)
「トレイシー・チャップマン」の記事における「生い立ちからこれまで」の解説
労働者階級の多いオハイオ州クリーブランドで生まれた。歌手の母親を持ち、幼い頃からギターを練習、幼少時から自作の曲を唱う。奨学金でマサチューセッツ州メッドフォードのタフツ大学に通い、生物学・獣医学・文化人類学、そしてアフリカについて学ぶようになり、次第にフォーク・ロックに魅かれ、コーヒー・ハウス(喫茶店)やナイト・クラブなどで、作詞・作曲した歌を唱っていた。 まもなく、1987年にエレクトラ・レコードと契約、デビュー・アルバム『トレイシー・チャップマン』(1988年)を発表。それまでの生い立ちで経験してきた社会の矛盾や、大学で学んだアフリカの知識などをベースに、社会問題をストレートかつシンプル表現したこのアルバムは大ヒットとなり、批評家などからも高い評価を受けた。翌年、このアルバムは第31回グラミー賞で、「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップス・ボーカル賞」「最優秀コンテンポラリー・フォーク賞」の3部門を獲得し、世界で1,000万枚もの売上げを記録した。 反アパルトヘイトの運動にも関与し、アムネスティ・インターナショナルの人権ツアーやボブ・ディラン30周年記念コンサートでも唱い、またネルソン・マンデラの釈放を記念するロンドンのコンサートでは、マンデラのスピーチの直後に唱う栄誉を受けている。
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