現役引退に際して・引退後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 01:26 UTC 版)
「高見山大五郎」の記事における「現役引退に際して・引退後」の解説
高見山が現役引退を表明した頃、日本相撲協会を管轄していた森喜朗文部大臣(当時)が、昭和天皇より「髙見山がなぜ辞めたのかね」「髙見山は残念だったろうな」との下問を受けた。そのことを後に森が髙見山に伝えると「もったいないです、もったいないです」と涙を流したという。 NHK大相撲中継では英語での解説も務める(衛星第2テレビ放送)。 後に横綱となる愛弟子、曙をスカウトしたのは、故郷ハワイでの『髙見山の新弟子探し』のテレビ番組の企画に乗っかる形で、地元の後援者から紹介されたものだったという。 曙が退職した際に自身は退職の申し出は受けていたものの「気がついたら部屋に荷物がなかった。こういう言葉は使いたくないけど、裏切られた」と恨み節が高見山の口から出た。ただ、退職後も曙は部屋を訪れて高見山と肩を並べるなど、その後の2人の関係はそれほど険悪ではなかった模様。 潮丸と高見盛の両者が現役であったある時、高見盛があまりにもメディアに面白く取り上げられたため、当時番付は高見盛の方が上であったにもかかわらず「アイツは、ないな。潮丸だろ...」と高見盛よりも潮丸を推す言葉をつぶやいていた。 相撲協会退職後、東関部屋東京後援会の代表となっている。 2012年4月28日に行われた「高砂一門ファン感謝イベント」では、立派な白髭をたくわえてトークショーに出演。以後、高見盛引退関連で白髭姿が広く知られるように。 2013年12月19日、両国国技館で地元の幼稚園児ら約700人が招待された相撲協会主催の「クリスマスお楽しみ会」でサンタクロース役を務め、子供たちにプレゼントを手渡した。八角広報部長(元横綱北勝海)は「みんながボランティアでやってくれた。サンタは、高見山さんしかいないでしょう。来年以降も続けていきたい」とコメントした。 2021年3月場所を最後に、最後の弟子である元十両華王錦が引退した。東関部屋が閉鎖となり、13代が葛飾に建てた部屋施設も3月末に立ち退きとなることから、土俵が残る自宅で5月29日に華王錦の断髪式を行い、入門当時の師匠として華王錦の大銀杏に止め鋏を入れている。
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