現在の共同主権地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 14:14 UTC 版)
ドイツ=ルクセンブルク共同主権領域(ドイツ語版) ルクセンブルクとドイツの国境をなすモーゼル川とその支流ザウアー川(ルクセンブルク語版、ドイツ語版、英語版)と更にその支流ウール川(ルクセンブルク語版、ドイツ語版、英語版)の左右両岸の間の水域を主な領域とする。また、川の中にある約15の中州が含まれるが、中州の形や面積は当然に移ろう。この共同主権領域の南の端は、シェンゲン付近のフランスとの三国国境で、モーゼル川の中州でもあるアパック堰(仏: Staustufe Apach)の近傍にある。この中州の南側の大部分はフランス領内にあり、境界を挟んで北側の2000m2程度がこの共同主権領域に含まれる。北の端は、南の端から約118kmの距離にあり、途中、モーゼル川の支流ザウアー川を経て、更にその支流のウール川を北へ遡上し、境界線が水域内からその左岸にあがり初めて川から離れる地点、すなわちヴェイアネン(ルクセンブルク語版)(ルクセンブルク語: Veianen、独: Vianden)の町の中心部から南西へ1.4kmほどの地点までとなる。この共同主権領域を挟んだ国境は、ドイツとルクセンブルクの国境(フランス語版)の全長約135kmの9割近くになる。この共同主権領域は、1984年12月19日のドイツとルクセンブルクの国境条約により正式に成立した。 フェザント島 - ビダソア川の中州にある島。フランスと スペインの共同主権下にある。 マスフット(英語版) - オマーンとアラブ首長国連邦の首長国であるアジュマーンの共同主権地域[要出典]。 フォンセカ湾の各国の領海に属さない水域 - エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアの共同管理[要出典]。 島嶼をのぞくボーデン湖の大部分は、ドイツ、オーストリア、スイスの国境地域にあり、共同管理地域とされている。明確な国境線は引かれていない。 かつてセッテ・ケーダス滝(ポルトガル語版)が存在したパラナ川からイグアス川河口までの水域はブラジルとパラグアイの共同管理水域となっている。 イランは1940年のイラン=ソビエト通商海事条約に基づき、カスピ海の資源をロシア、アゼルバイジャン、イラン、トルクメニスタン、カザフスタンの沿岸地域(英語版)国による、共同管理化するよう主張している。 ブルチコ行政区 - ボスニア・ヘルツェゴビナの構成共和国であるスルプスカ共和国とボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の共同管理地域。
※この「現在の共同主権地域」の解説は、「共同主権」の解説の一部です。
「現在の共同主権地域」を含む「共同主権」の記事については、「共同主権」の概要を参照ください。
- 現在の共同主権地域のページへのリンク