猫ふんじゃったとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 猫ふんじゃったの意味・解説 

猫踏んじゃった

(猫ふんじゃった から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 14:29 UTC 版)

楽譜(変ト長調)

猫踏んじゃった(ねこふんじゃった)は、作曲者不詳、変ト長調または嬰ヘ長調の世界中で親しまれている曲。ピアノ独奏が基本だが、多数のアレンジやバリエーションが存在する。

作曲

先述の通り、この曲は作曲者も発祥国も明らかになっていない。

一説によればフェルディナント・ロー(Ferdinand Loh)だとされている。ドイツ版の曲名「ノミのワルツ(Flohwalzer)」は作曲者の略名(F. Loh)が誤記されたものから来ているというのである。ただし、「フェルディナント・ローなる人物は実在せず、最初にこの説を紹介した書籍の筆者によるジョーク」だとも言われている[1]

作詞

NHKみんなのうた』では阪田寛夫が作った歌詞が使われた。また、丘灯至夫1954年に作ったという別の歌詞も存在する[2]

なお、丘灯至夫が「阪田寛夫による歌詞が自身の歌詞と類似している」として日本音楽著作権協会に審査申請を行ったが、1969年10月に協会は「丘の歌詞と阪田の歌詞はそれぞれ別個のものである」と判定した[3]

なお、この曲は世界中で親しまれており、国や地域ごとに様々な歌詞や曲名が付けられている。

曲名

世界中で約26種類の曲名がつけられている。宮本ルミ子らによれば、曲名にネコが含まれているのは日本の他、台湾韓国ルーマニアブルガリア[4]フィンランドである。

  • ねこふんじゃった(日本)楽譜
  • ねこのマーチ(ブルガリア)
  • 猫の踊り(韓国)
  • 子猫之舞(台湾)
  • 黒猫のダンス(ルーマニア)
  • 猫のポルカ(フィンランド)

  • 犬のワルツ(ロシア)
  • 犬のポルカ(チリ)

その他動物

  • アヒルの子たち(キューバ)
  • 三羽の子アヒル(キューバ)
  • ロバのマーチ(ハンガリー)
  • お猿さん(メキシコ)

ノミ

  • 蚤(ノミ)のワルツ(ドイツ、ベルギー)
  • ノミのマーチ(オランダ、ルクセンブルク)

その他

  • Kalle Johansson (スウェーデン)
  • トトトの歌(イギリス、アメリカ)
  • カツレツ(フランス)
  • チョコレート(スペイン)
  • 公爵夫人(デンマーク)
  • 三女の足(デンマーク)
  • 道化師ポルカ(アルゼンチン)
  • 追い出しポルカ(マジョルカ島)
  • 箸 -Chopsticks-[5](イギリス、アメリカ、カナダ、ハンガリー)
  • 黒のメロディー(ユーゴスラビア)
  • サーカスソング(イギリス、アメリカ、カナダ)
  • 泥棒行進曲(中国)

編曲

みんなのうた

みんなのうた
ねこふんじゃった
歌手 天地総子東京放送児童合唱団
作詞者 阪田寛夫
作曲者 不詳
編曲者 越部信義
映像 アニメーション
映像制作者 和田誠
初放送月 1966年10月 - 11月
再放送月 1967年2月 - 3月
2004年2月 - 3月
2006年8月23日
2006年12月11日
2007年1月2日(以上 なつかし)
2021年2月
2025年6月 - 7月
テンプレートを表示

『みんなのうた』では『ねこふんじゃった』というタイトルで、1966年10月 - 11月に放送、歌は天地総子東京放送児童合唱団。映像はモノクロで、アニメーションは和田誠が担当した。

その後、2003年から始まった『なつかしのみんなのうた』の一環(最終作)として、2004年2月に37年ぶりの再放送となった。また衛星第2テレビでも、2006年8月23日・同年12月11日2007年1月2日の3回に渡って、『たのしいね』と共に放送された。映像はNHKみんなのうたDVDーBOX第3集に収録されている。

脚注

  1. ^ ねこふんじゃったの作曲家
  2. ^ 作詞家・丘灯至夫さんが死去 「高校三年生」「ねこふんじゃった」”. オリコン (2009年11月24日). 2011年7月18日閲覧。
  3. ^ 『音楽年鑑 昭和45年版』音楽之友社、1970年、25頁。NDLJP:2526523/47
  4. ^ ねこふんじゃったの題名あれこれ - 2021年12月4日閲覧。
  5. ^ 人差し指で弾く技法より「箸」と呼ばれている。

関連項目

外部リンク


猫ふんじゃった(ZUNTATAアレンジ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 03:47 UTC 版)

ミュージックガンガン!」の記事における「猫ふんじゃった(ZUNTATAアレンジ)」の解説

テンポ遅めアレンジされており、その影響演奏時間長め。『超増加版』(『2』不明)ではサブボタン音がブラックの声で、1P側と2P側の2種類がある。現在の正式ジャンルは「キッズ」。譜面はどちらのプレイモードも「EASY」のみである。ちなみに太鼓の達人』では未だこの曲が全シリーズ未収録であるがこのゲーム影響収録され様子はない(現在のAC最新作である筐体変更版でも童謡曲が少し追加されたがこの曲は対象にならなかった)。また『超増加版』以降この曲以外童謡曲が全てAC版太鼓被っており、この状況は現在でも続いている。

※この「猫ふんじゃった(ZUNTATAアレンジ)」の解説は、「ミュージックガンガン!」の解説の一部です。
「猫ふんじゃった(ZUNTATAアレンジ)」を含む「ミュージックガンガン!」の記事については、「ミュージックガンガン!」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「猫ふんじゃった」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「猫ふんじゃった」の関連用語

猫ふんじゃったのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



猫ふんじゃったのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの猫踏んじゃった (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのミュージックガンガン! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS