特徴的な施策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 03:28 UTC 版)
基本的にはバスの施策は「遠鉄バス」にて、鉄道線の施策は「遠州鉄道鉄道線」にて述べるが、ここでは、両者に共通する事項を述べる。なお、ETカードやナイスパス、えんてつカードなど、各種カードに関連する事項は当該記事を参照のこと。 1998年7月1日に、浜松市のオムニバスタウン施策を受け、浜松市内外を問わず、バス・電車全線では同日より初乗り運賃を150円(バス)・120円(電車)から一斉に100円に引き下げた。この際、バスでは100円区間の次が160円などと飛ぶことの無いよう、120円 - 150円の間にも10円単位で運賃を設定した。これは、全国的に利用者が減少基調にある公共交通機関における、利用者増の実験を兼ねたものだが、バスでは9%の、鉄道線では3%程度の利用者増と、実験は成功した。ただし双方共利用者は増えたものの値下げにより運賃収入は減っている。なお、初乗り運賃引き下げ自体は飽くまでも試験運用ではなく当初から本格運用として実施された。これは日本初の事例である。その後の消費税率の引き上げに伴い、2015年10月1日現在より初乗りは120円となっている。そのほか、高速バスや空港リムジンバスを除く路線バスでは運賃区界の増設や上限運賃700円(2014年3月31までは630円、同年4月1日から2019年9月30日まで650円)制定が実施されたため、100円 - 630円の範囲内において、110円を除く全ての運賃が10円単位で制定されていたが、2014年4月1日からの消費税増税に伴い鉄道線では150円 - 460円の区間において10円、路線バスでは170円 - 490円の区間において10円、500円 - 630円の区間において20円値上げされたため、現在では110円のほかに170円、510円とも設定されていない。 車内LED案内表示器の設置されていない30系電車を除く、全ての鉄道線車両、一般路線バス車両・e-wing車両・コミュニティバス車両において、見えるラジオを受信し、ニュースや天気予報などを流していた。見えるラジオは2014年3月31日で終了した。このほか、広告等も流れる。詳細は「遠鉄バス#LED表示器」を参照。 読み方が難しいものについては、ひらがなに置き換えている。鷺宮→さぎの宮、聖隷回り 富塚循環→せいれいまわり 富塚じゅんかんなどが挙げられる。
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