特徴・沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 07:59 UTC 版)
正統な古典バレエの復元に力を注いでいて、作品の継承者を振付家として招聘して、伝統ある古典作品を相次いで公演した。ロシアとの関係が深く、公演でしばしばマリインスキー・バレエその他からロシア人ソリストを客演に招いているほか、復元した作品もN・ヴォスクレセンスカヤ、セルゲイ・ヴィハレフ、ガリーナ・サムソバらロシア人による振付のものが多い。2012年、芸術監督に久保紘一が就任してからワールドクラスでグローバルなバレエ団として世界水準の作品を数多く公演し、著名な振付家を世界から招聘し、NYシティバレエ団やABTのプリンシパルなど過去百名以上のトップダンサーをゲストとして招聘し、日本を代表するバレエ団のひとつとして最高レベルの芸術作品を相次いで公演している。国内バレエ団の中でもレパートリーを多く有し、古典からコンテンポラリーまで数多くの全幕を公演し、ハイレベルな団員と企画で感動を与える作品を上演し、日本の芸術の振興と発展に寄与している。 バレエ学校も併設しており、優秀なる人材を輩出している。毎年1月には「NBA全国バレエコンクール」を主催し海外の有名バレエ学校から審査員を招聘しボリショイバレエ学校の校長、ロイヤルバレエ学校やミラノスカラ座の校長なども審査員を勤めた。国内審査員には国内の各バレエ団の芸術監督やプリンシパル経験者40名が審査にあたっており、国内ではローザンヌ国際コンクールへの登竜門として権威あるコンクールである。 1993年、創立。 2001年、東京都からNPO法人の認証を受ける。安達哲治が芸術監督、薄井憲二が顧問に就任。 2001年、「ネオクラシック秘蔵コレクション」公演が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。 2002年、初の海外公演をロシア・モスクワ、ベラルーシで1ヶ月間おこなった。 2004年、スタジオを東京都練馬区から埼玉県所沢市に移転した。 2007年、日中友好35周年記念公演として上海大劇院に招聘され公演した。 2012年、20年間米国コロラドバレエ団でプリンシパルとして全ての作品に主演した久保綋一が芸術監督に就任。 2015年、バレエ界最大規模の米国から直輸入超大作「ドラキュラ」公演の成果により文化庁芸術祭新人賞を芸術監督久保綋一が受賞した。 2016年、ブロードウェイで活躍の振付家を招聘して「HIBARI」、「死と乙女」「ロミオとジュリエット」など最新作品を斬新な演出でバレエの魅力を多くの方々へ浸透させることに成功した。 2019年11月1日、一般財団法人に移行。
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