炎上メディア問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 10:02 UTC 版)
「ジェイ・キャスト」の記事における「炎上メディア問題」の解説
J-CASTニュースは「2ちゃんねるやブログをニュースソースとし、テレビのワイドショーの感想や、取材もせずにコピー・アンド・ペーストで軽いネタをそのまま報道する“ゴミカスのようなメディア”」という意味で、蔑称として「Jカス」、また、“炎上”している話題を報道して騒動を煽るメディアという意味で炎上メディアと呼ばれることもある。藤代は、 J-CASTニュースの公式スタートから約4か月間に、ネットの炎上を10本以上報じている 「何でも炎上にするな」「書くから炎上するのではないか」という声が、ネットユーザーから上がっている 報道によってネットユーザーのアテンションを集約し(注目を集め)、アクセス数の急増と延焼を招いている と論じている。 なお、この「Jカス」の蔑称を逆手に取る形で、2014年にJ-CASTニュースの公式イメージキャラクターとして「カス丸」が誕生した。「自虐的で炎上を恐れない」キャラクターと位置付けられている。 このようなメディアのあり方に対して、報道される側は特に反発することがある。例えば、松本人志の発言とネットの反応を報じた記事について、松本の所属事務所である吉本興業は、「放送の一部を恣意的に切り取ったものであり、ネット上の個人の無責任な発言をいたずらに流布する報道姿勢」として抗議した。PJニュースはこの件について「事実関係を疑問視し反発する声でJ−CAST自体が炎上」と報じた。またテレビ東京「経済ドキュメンタリードラマ ルビコンの決断」の「ソニー ウォークマンの逆襲」(2010年1月20日放送)について「ソニーをヨイショし過ぎで公平性に欠ける」と書き、テレビ東京から取材を拒否された。 これに対して蜷川は以下のような趣旨の弁明をしている。 ウェブでは軽いネタが好まれる。ウェブコンテンツの宿命である。 取材やコストを省力化した簡易メディアは新しいメディアのモデルである。「ハフィントン・ポスト」のようにアメリカでも流行っており、現在のネット広告の価格水準ではコストはかけられないためとしている。 また同業他社の社員の破廉恥行為(主として痴漢)は積極的に記事にしながら、自社社員のそれはたとえ事実でも黙殺する、という批判を受けている。
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