満鉄経営下の鞍山製鉄所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 満鉄経営下の鞍山製鉄所の意味・解説 

満鉄経営下の鞍山製鉄所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 04:45 UTC 版)

昭和製鋼所」の記事における「満鉄経営下の鞍山製鉄所」の解説

南満州鉄道満鉄地質課長木戸忠太郎)の1909年明治42年地質調査から、西鞍山と東鞍山並びにその近郊において鉄鋼資源発見至り製鉄所の建設検討開始された。 製鉄所鞍山設置する計画は、南満州鉄道総裁中村是公1913年日本政府に対して建議したことに始まる。満鉄は、埋蔵量が豊富で水資源交通の便もよいこの地が製鉄所適地として日本政府建設申請し1916年10月許可下りる許可後の1917年3月製鉄所鞍山製鉄所命名され同年着工された。建設当たっては、張作霖からの便宜得て土地収用し、用地南満州鉄道附属地編入され満鉄一部行政権執行するとなった1918年5月満鉄社内の「鞍山工場準備掛」と「沙河口工場建設課」を母体に、「鞍山製鉄所」が正式に設立された。鉄鉱石等の供給は、同時期に設立され日支合弁鞍山製鉄振興公司が行った。 1919年4月1号高炉の「火入れ」がおこなわれ操業開始した。しかし、操業後まもなく第一次世界大戦終結に伴い世界的に鉄鋼需要減少し経営難航した加えて鉄鉱石品位低かったこともコスト押し上げたが、これについては技術的な対応や、設備の拡充2号高炉選鉱場建設)により、2号高炉操業開始した1926年以降コスト大幅に下がり、製鉄所として利益出せようになった1930年には3号高炉操業開始している。 1932年昭和7年)年度の雇用は、製鉄所だけで約4900人、内訳では現地雇用満州人が約8割であり、インフラをはじめとした基礎的産業公的施設等の建築雇用促進などに寄与していた。

※この「満鉄経営下の鞍山製鉄所」の解説は、「昭和製鋼所」の解説の一部です。
「満鉄経営下の鞍山製鉄所」を含む「昭和製鋼所」の記事については、「昭和製鋼所」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「満鉄経営下の鞍山製鉄所」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「満鉄経営下の鞍山製鉄所」の関連用語

満鉄経営下の鞍山製鉄所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



満鉄経営下の鞍山製鉄所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの昭和製鋼所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS