満鉄開業期
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1906年11月26日に満州の鉄道・炭鉱を経営する国策企業として南満州鉄道株式会社(満鉄)が発足、野戦鉄道提理部から鉄道路線と人員を引き継いで1907年4月1日より営業を開始した。本線(後の連京線)は大連駅 - 孟家屯駅間で開業し、9月1日に長春仮停車場まで延長、11月3日に長春駅が開業した。 開業当初の満鉄線は、本線(大連 - 長春間)は狭軌(軌間1067mm、日露戦争中に軌間1524mmの広軌から改軌されていた)、安奉線(奉天 - 安東間)は特殊狭軌(軌間762mm、軽便鉄道として敷設)であり、朝鮮半島からの一貫輸送を実現するためには標準軌(軌間1435mm)への改軌が必要であった。本線は1908年5月27日より標準軌での運行を開始し、狭軌車両は内地へ還送された。1911年11月には安奉線の標準軌化が完了、1912年6月15日より京釜線・京義線・安奉線・満鉄本線経由で釜山 - 長春間の直通列車(満鮮直通列車)の運行を開始した。
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