深夜放送ブームと洋ロック及び邦フォークの躍進
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「日本の音楽雑誌」の記事における「深夜放送ブームと洋ロック及び邦フォークの躍進」の解説
1950年〜1960年代、テレビの普及と共にラジオ離れが進み、1964年、AMラジオ放送局のニッポン放送はテレビ放送への対抗として時間帯毎にターゲット層を変えるオーディエンス・セグメンテーションを導入した。これにより、ニッポン放送は1967年10月から深夜に若者向けバラエティ番組のオールナイトニッポンを始めた。一方、AMラジオ放送局のABCラジオはその前年より深夜音楽番組のABCヤングリクエストを開始し、同じくAMラジオ放送局のTBSラジオもオールナイトニッポンの数ヶ月前より深夜音楽番組のパックインミュージックを開始し、これらにより深夜放送ブームが始まった。 オールナイトニッポンは当時の若者向けとして、歌謡曲やジャズではなく洋ロックや日本のフォークを流しており、音楽雑誌もそれらを取り上げていた。1968年、新興音楽出版社はフォーク雑誌「YOUNG GUITAR」を、1969年、表現技術出版はフォーク雑誌「guts」を、1970年、集英社は「ヤングセンス」を、1972年、講談社は雑誌「ヤングフォーク」を創刊した。 1972年、渋谷陽一は既存の音楽雑誌がアーティストをミーハー的に扱ってることに不満を持ち、新たなロック雑誌の「rockin'on」を創刊した。ローリング・ストーンズの初来日公演予定 (中止) だった1973年にはローリングストーンジャパンが米国のロック雑誌ローリング・ストーンの日本版を創刊した。
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