海軍省呉建築部とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 海軍省呉建築部の意味・解説 

海軍省呉建築部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 06:07 UTC 版)

シェイ式蒸気機関車」の記事における「海軍省呉建築部」の解説

呉海軍工廠建設用として、1921年製のクラスB 42-2を2両導入しており、ライマ製造番号は3160、3161、代理店Tanaka & Co.軌間1435mm、石炭焚きボイラーで、価格は1両あたり65,703.196円(運賃等込)であった導入後は海軍省呉建築部の3号機および4号機となり、アメリカン・ロコモティブクック工場1920年製の32tB形サドルタンク機の1、2号機とともに第四ドック建造工事使用された。その後1935年には海軍省施設部横須賀第六ドック建設工事転用されて借3号機、借4号機となり、同じく第四ドック1、2号機が転用された借1、借2号機および、日本車両製の2両(無番号とともに使用され工事終了後には呉に返却されている。その後呉建3号機および呉建4号機1940年頃にはET2号機およびET3号機に改番され、さらに1941年には海軍省施設部移管されて江田島終戦迎え書類上は大蔵省所管となっている。江田島では海軍兵学校大原分校および隣接飛行場の建設使用されその後そのまま存置されていたが、現地戦後米軍接収されており、本機そのまま行方不明となっている。 呉建築部ではいずれアメリカ製蒸気式掘削機2両、ダンプカー40とともに山地開鑿およびドック掘削使用されていた。蒸気式掘削機は1両はバケット容量3.8m3、自重130t、もう1両はバケット容量4.6m3、自重306tのものであり、また、ダンプカーは2軸ボギー式、荷台容量15.3m3、全長9449mm、全幅3150mmで、空気式シリンダー左右に荷台傾けるものであった。呉における3号機および4号機使用成績良好で、.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0} 特にShay型は當初組立苦心要したるが牽引力大なる上斯る工事rough tracksharp curve使用に當りて、脱線機関の故障少なく極めて有効に使用する得たり。 —服部保、スチーム・ショベルに依る掘鑿並にジレトリー・クラッシャーの砕石作業に就て p.610 とされている。

※この「海軍省呉建築部」の解説は、「シェイ式蒸気機関車」の解説の一部です。
「海軍省呉建築部」を含む「シェイ式蒸気機関車」の記事については、「シェイ式蒸気機関車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「海軍省呉建築部」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海軍省呉建築部」の関連用語

海軍省呉建築部のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海軍省呉建築部のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのシェイ式蒸気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS