運賃等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:09 UTC 版)
JR各社と通過連絡運輸協定を結んでおり、河原田 - 津を挟んで前後のJR線のキロ数を通算して運賃・料金を算出した切符の購入が可能である。なお通過連絡でない連絡運輸については、河原田か津を経由して鈴鹿駅または鈴鹿サーキット稲生駅に発着する場合は無制限であるが、それ以外は関西本線蟹江駅 - 亀山駅、紀勢本線紀伊勝浦駅以北、参宮線、および東海道新幹線の主要駅(在来線経由含む)とその周辺に限られている。関西本線名古屋方面と紀勢本線新宮方面を行き来する場合、伊勢鉄道線経由の運賃は基本的に亀山駅経由より安い。 全線で特急料金(2019年10月1日現在で320円)が設定されているが、指定席料金、グリーン料金は不要となっている。ただし、特急「南紀」、快速「みえ」の伊勢鉄道線内のみの指定席車、グリーン車の利用はできない。名古屋駅で東海道新幹線と特急「南紀」を乗り継いで伊勢鉄道線に入った場合、JR部分のみ乗継割引が適用され伊勢鉄道の特急料金は割引できない。 「青春18きっぷ」、「フルムーン夫婦グリーンパス」、「ジャパンレールパス」などJRの一部企画乗車券は使用できない。「快速みえ得ダネ4回数券」、「青空フリーパス」、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」、「伊勢路フリーきっぷ」、「南紀・熊野古道フリーきっぷ」などは伊勢鉄道線経由で利用でき、「青空フリーパス」、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は伊勢鉄道線がフリー区間に含まれており、伊勢鉄道線内の駅で乗降できる。伊勢鉄道線で利用できない企画乗車券で河原田駅(特急や快速の場合は四日市駅)または津駅を越えて伊勢鉄道線に入った場合、河原田駅または津駅から下車駅までの運賃を請求される。 なお、国鉄時代には河原田 - 津間において、関西本線・紀勢本線(亀山経由)との間に経路特定区間が設定されていた。 2019年3月に河原田駅でICカード「TOICA」の取り扱いが開始されたが、伊勢鉄道線では津駅を含めた全線で利用できない(四日市駅 - 河原田駅は関西本線であるためこの区間のみの利用であれば伊勢鉄道線直通の普通列車でも利用できる。ただしICカード利用でも乗車の際に整理券を取らなければならず、車内チャージはできない)。河原田駅を通過する特急「南紀」や快速「みえ」で四日市駅を越えて伊勢鉄道線に入った場合、車内で精算できない。
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