洋がらしとは? わかりやすく解説

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よう‐がらし〔ヤウ‐〕【洋芥子】

読み方:ようがらし

マスタードのこと。→和芥子


マスタード

(洋がらし から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 02:52 UTC 版)

マスタード
フィンランドのマスタード、コティシナッピフィンランド語版 (Kotisinappi)

マスタードとは

  1. からしに酢などを混ぜた調味料、洋からしのこと。本項で詳述する。
  2. 英語で「からし」全般のこと。

マスタード: moutarde: Senf: mustard)は、カラシナ(イエローマスタードおよびブラウンマスタード、学名 Brassica juncea)やシロガラシ(ホワイトマスタード、学名 Sinapis alba、シノニム B. hirta または B. alba)の種子やその粉末に、糖類小麦粉などを加えて練り上げた調味料。カラシの風味と酢の酸味が持ち味である。

概要

洋がらしとも呼ぶ。肉料理に添えるほか、サンドイッチなどに使用される。マスタードは、多くのドレッシングマリネの味付けに利用される。

日本では基本として、「マスタード」と言えば北アメリカのイエローマスタード、あるいはフランスの粒マスタードを指す。イエローマスタードは、味がマイルドでほとんど辛みがないため、ケチャップやマヨネーズのように使われる。ファーストフード店や露天商などでは、マスタードを黄色、ケチャップを赤色という一対の組み合わせの容器でセットされていることが多い。粒マスタードは主にソーセージポトフなどの薬味として使用され、ケチャップとの組み合わせで容器を折って開封するディスペンパックの形態でも販売されている。

和がらしは英語でオリエンタルマスタード[1]あるいはチャイニーズマスタード[2]と呼ばれる。 またマスタードは植物のカラシナを指す言葉でもあり、文脈によっては、上記の植物[3]や、その種子[4]を指す場合もある。 マスタードは和がらしと比較した場合、相互に代用は利かないほど風味が異なる。

種類

ディジョンマスタード

各種のハーブやスパイスを配合した独特のマスタードが、世界各地に多数存在する。

なお、下記に示した種類は日本において知名度の高いものを挙げている。

イエローマスタード
アメリカンマスタードとも呼ばれ、アメリカ合衆国カナダなど北米で日常的に用いられる。ターメリックによって鮮やかな黄色に色づけされており、辛みはほとんどなく、マイルドな酸味を持つ。ホットドッグなどには欠かせない調味料である。
ディジョンマスタード
フランスディジョンの伝統的レシピに則って作られる。
粒マスタード
ブラウンマスタードを粉に挽かずにそのまま使用したもの。ソーセージポトフなどの薬味として好まれる。辛みは控え目。
ハニーマスタード
マスタードに蜂蜜を添加したもの。チキンハムなど肉料理のソースとして使用される。

脚注

  1. ^ : oriental mustard
  2. ^ : Chinese mustard
  3. ^ : mustard plant
  4. ^ : mustard seed

関連項目

外部リンク


洋がらし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 15:52 UTC 版)

「からし」の記事における「洋がらし」の解説

洋がらしという言葉は、からしに酢や糖類その他の香辛料加えて調整され複合調味料いわゆるマスタードの意味用いられる場合と、和がらし比べて辛み抑えた粉からしや練りからし製品を指す場合がある。

※この「洋がらし」の解説は、「からし」の解説の一部です。
「洋がらし」を含む「からし」の記事については、「からし」の概要を参照ください。

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