汐留連絡線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 02:08 UTC 版)
大江戸線車両の回送のために大江戸線汐留 - 浅草線新橋付近には汐留連絡線が建設され、その完成を待って大江戸線12-000形(12-600形)の本検修所への入出場が可能となった。鉄輪式リニアモーター方式を採用する大江戸線車両は、通常の軌道である浅草線内では自走不可能なため、E5000形電気機関車の牽引により無動力回送される。 汐留連絡線は、2002年(平成14年)6月に建設に着手し、2006年(平成18年)1月に入線試験を実施、2006年3月に使用を開始した。延長439.7mの単線構造のトンネルである。大江戸線汐留駅から浅草線に向かっては、半径 80 m の急曲線や 48.5 ‰ の上り急勾配がある。 汐留駅構内の引き上げ線は、機関車と電車の連結・解放ができるよう、当初計画よりも20 m 延長している。 汐留連絡線は、大江戸線汐留駅から環状2号道路(都道481号道路)の地下を西に向かって 200 m ほど進み、南西にカーブして東新橋1丁目(日比谷神社前)交差点付近から第一京浜道路の地下に入り、浅草線と200m ほど並行してから連絡する。この並行区間にはパンタグラフの変更に対応できるよう、120 m のパンタ調整区間が設けられている。汐留連絡線と浅草線との連絡部は、港区東新橋2丁目にある「大東京ビル」前の地下である。連絡部には安全側線を設けている。
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