水棲生命体 スヒューム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「水棲生命体 スヒューム」の解説
第25話「移動要塞浮上せず! (前編)」、第26話「移動要塞浮上せず! (後編)」に登場。 南極の海底に出現した高い知性を持つ宇宙生命体。「宇宙で最も優れた知的生命」を自称し、「自分こそ地球の支配者にふさわしい」とも語る一方、人間を「想像していたよりも下等な生き物」、「滅びを繰り返すだけの生物」だと見下している。ハッキング能力を持ち、触手で絡み付くことでコンピュータを支配し操ることができる。人類の宇宙進出を快く思わず、南極の海底基地アイスキャッスルを襲撃し、マイのいないクラーコフNF-3000を水没させると同時にそのコンピューターを乗っ取る。誘導電波を利用し人工太陽試験機NSPカンパネラを南極に誘導し、地球全土を焼き払って水没させ、水の惑星にしようとする。その姿はクラーコフのレーダーでも捉えることができない。またコンピューターから人間の声をコピーすることができ、アイスキャッスルやクラーコフ内の音声データのメモリを読み取り、その読み取った音声データ内の人物の声を使用して人間と会話を行う。劇中ではハラシマ主任、コウダ、ハラシマの娘サオリの声を使用、特にサオリの声を多用する。ディゴンやレイキュバスを使ってダイナとスーパーGUTSを後一歩のところまで追い詰めるが、マイにメインシステムを奪還され、カリヤの放ったクラーコフの熱線を受けて引き剥がされる。ディゴンが全滅しさらにレイキュバスが倒されたことで敗北を悟り逃走するが、ダイナテレポーテーションを使用したダイナ・ミラクルタイプに追いつかれ、ダイナが放ったハンドシューターを受け、すでに自分の行った誘導操作が解除された人工太陽試験機NSPカンパネラの近くへと跳ね飛ばされた後、カンパネラで増幅されたビームスライサーを受けて大爆発する。 声:山田千晴 当初はディゴンが宇宙人であったが、ストレートすぎるためスヒュームが創作された。当初はスフィア登場編だったため、スフィアを登場させる案もあったが、スフィアをこのエピソードをもって退場させるかどうかで議論となり、スフィアとは別の存在の設定となった。脚本を担当した長谷川は明確な侵略者とすることでスフィアとの差別化を図ったとしているが、資料によってはスフィアに似た行動原理であったことを指摘している。 着ぐるみや操演ではなく、CGで制作されている。
※この「水棲生命体 スヒューム」の解説は、「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の解説の一部です。
「水棲生命体 スヒューム」を含む「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事については、「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の概要を参照ください。
- 水棲生命体 スヒュームのページへのリンク