民営墓地とは? わかりやすく解説

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みんえい‐ぼち【民営墓地】

読み方:みんえいぼち

宗教法人財団法人経営する墓地。→公営墓地寺院墓地

[補説] 購入のための制約はほとんどなく、本人生前に墓をつくることもできる


霊園

(民営墓地 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 05:58 UTC 版)

霊園(れいえん)とは、日本において広い敷地内に公園的要素を取り入れながら、宗教や宗派に関係なく利用を可能とした墓地の呼称[1]。歴史的には1935年(昭和10年)7月に東京都立八柱霊園が開設された際に、欧米の森林墓地英語版が参考とされ、緑豊かな空間を有する墓地の呼称として都が初めて用いたとされる[2]。ただし、より広い意味を指す場合もあり、例えば宇都宮市墓園条例では霊園と墓地を合わせて「墓園」とし、「霊園」を「埋蔵場所及びこれに附属する斎場納骨堂その他の施設の総体をいう。」としている[3]。なお、都市計画法に規定されている都市施設の名称としては「墓園」を用いている[2]

霊園の形態

墓地や霊園は経営体によって以下のように分けられる[1]

  • 民間霊園 - 公益法人宗教法人が経営主体となっており、開発主体や運営(管理)主体は公益法人または民間企業である[1]
  • 公営霊園 - 地方公共団体が経営主体となっており、開発主体や運営(管理)主体は地方公共団体または民間企業である[1]
  • 寺院墓地 - 主に経営主体、開発主体、運営(管理)主体が宗教法人となっているもの[1]
  • 共同墓地 - 主に経営主体、開発主体、運営(管理)主体が地域の共同体となっているもの[1]

霊園の施設

霊園内で個々に墓として使用することが許可された部分を「墓所」という[2]。募集期間を定めて抽選で利用者を決めることが多い。これに対して墓所以外の園路や広場、緑地等を共用部分という[2]。なお、屋内にある霊園を屋内霊園という。

主な霊園

脚注

  1. ^ a b c d e f 野崎 芳信. “霊園業のモデル利益計画”. 協同組合さいたま総合研究所. 2025年7月9日閲覧。
  2. ^ a b c d 「区部霊園の管理について」答申”. 東京都公園審議会. pp. 40-41. 2025年7月9日閲覧。
  3. ^ 宇都宮市墓園条例”. 宇都宮市. 2025年7月9日閲覧。

関連項目

  • ペット霊園 - 当初は一般の(人間用の)霊園の片隅でペットを埋葬していたが、その後需要の増加に伴いペット専用の霊園も登場。現在では飼い主と同じ墓に入れる霊園も登場している。
    • 妙法寺 大蔵動物霊園 - 東京都世田谷区大蔵にある動物用の霊園。
    • オンラインペット霊園(オンラインペット墓地、ネット墓地)- ペット供養の一種で、亡くなったペットのバーチャルのお墓をインターネット上で作れるウェブサービス。
  • 陸軍墓地 - 全国各地にある旧大日本帝国陸軍戦没者の霊園。旧陸軍省が設置し、現在は、財務省から各地方自治体へ無償貸与されて管理・運営をしている。

外部リンク


民営墓地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 17:12 UTC 版)

墓地」の記事における「民営墓地」の解説

公益法人または寺院境内以外の宗教法人管理・運営する墓地墓地・霊園運営永続性公共性求められ非営利事業である必要があるため営利法人による経営許可されていないが、実際に事業主体名義公益法人宗教法人とし、営利法人である石材店などが実際開発・販売行っていることも多い。宗旨宗派による制限がない、生前お墓建立可能など、墓地購入するための資格条件少ない。

※この「民営墓地」の解説は、「墓地」の解説の一部です。
「民営墓地」を含む「墓地」の記事については、「墓地」の概要を参照ください。

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