第一回在日宣教師会議とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第一回在日宣教師会議の意味・解説 

第一回在日宣教師会議

(横浜宣教師会議 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 18:01 UTC 版)

第一回在日宣教師会議(だいいっかい ざいにちせんきょうしかいぎ)は、1872年9月20日から5日間、横浜居留地39番のJ・C・ヘボン邸で開催された、長老派改革派会衆派バプテスト派聖公会ユニオン・チャーチ代表・ミッション・ホーム・日本基督公会などの在日プロテスタント各教派のミッションの宣教師による最初の合同会議である。横浜宣教師会議ともいう。

内容

当時来日していた宣教師たちが日本伝道の方策を練り、教派間の友好協力を深めるために行われた。

会議では新約聖書の翻訳委員会の設置が決定され、聖書翻訳(明治元訳聖書)が開始された。また、日本の教会の組織についても話し合われ、S・R・ブラウンJ・H・バラなどが、超教会の唯一のプロテスタント教会の設立を提唱した。しかし、ヘボンとクリストファー・カロザースは伝統的長老主義者として反対した。しかし、ヘボンは日本の事情を考慮して、教派主義には拘泥せず、会議の決議である長教派主義協会の建設努力には賛成票を投じた。

日本人教会の設立は、各教派宣教師の主張が激しく対立して、激論の中で「一名一会説」さえ登場した。それは、すでに設立された日本基督公会が所属が不明確であったことが原因であった。[1]

参加者

脚注

  1. ^ 小野静雄(1986)44-45

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第一回在日宣教師会議」の関連用語

第一回在日宣教師会議のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第一回在日宣教師会議のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第一回在日宣教師会議 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS