桜川市バス「ヤマザクラGO」とは? わかりやすく解説

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桜川市・つくば市間広域連携バス

(桜川市バス「ヤマザクラGO」 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 07:37 UTC 版)

桜川市・つくば市間広域連携バス
桜川市バスの車両
基本情報
日本
運行範囲 茨城県桜川市つくば市
種類 路線バス
開業 2016年(平成28年)10月1日(実証実験運行)
運営者 桜川市
詳細情報
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桜川市・つくば市間広域連携バス(さくらがわし・つくばしかんこういきれんけいバス)は、茨城県桜川市が市地域公共交通計画に基づき実施している公的な乗合路線バスである。案内上の呼称は桜川市バスで、ヤマザクラGO(やまざくらごう)の愛称[1]がある。運行は関東鉄道(関鉄)に委託している[1]

市バスを名乗るが市営(地方公営企業)ではなく、いわゆるコミュニティバスの広範囲版のような存在である。

概要

「ヤマザクラGO」専用バス停留所ポール

1987年に廃止された筑波鉄道筑波線の最北部ルートであり、2011年3月まで関東鉄道つくば北営業所が運行していた同線代替の一般路線バス(岩瀬中央公民館 - 真壁駅 - 筑波駅線)を原型とし、2016年10月1日から筑波山口 - 真壁庁舎間で実証実験運行を開始した。

2017年10月1日から本格運行へ移行[1]し、岩瀬庁舎間まで延伸した。休日の一部便は「雨引観音」を経由する。

本格運行への移行にあたり、公募により愛称が「ヤマザクラGO」に決定された。また同時に車内放送に同市出身の声優・櫻川めぐを起用した。

沿革

前史

  • 1918年筑波鉄道(初代)線全通
  • 1987年(昭和62年)4月1日:筑波鉄道筑波線廃止、関東鉄道の一般路線バス岩瀬 - 真壁 - 筑波間運行開始。一部真壁・土浦間の直通便があった。
  • 2008年(平成20年)4月1日:一般路線バス(真壁駅 - 岩瀬中央公民館)廃止
  • 2011年(平成23年)4月1日:一般路線バス(筑波山口 - 真壁駅)廃止。
    以後、桜川市では約5年間の路線バス空白期間に入る。

開始後

運賃・乗車券類

運賃

乗継割引

「ヤマザクラGO」の乗継割引券
  • つくバス(北部シャトル)との乗継割引制度がある。ただし現金での支払いに限り、割引額は100円[1]
    • 筑波山口(関東鉄道つくば北営業所)で接続し、降車時に乗継割引券の発行を受ける。
  • 乗継割引と、小人運賃(子ども割引)、障害者割引との併用はできない[1]

乗車券類

  • 定期乗車券は以下のの4種類が発売されている[1]
    • 通勤定期券
    • 通学往復定期券
    • 通学片道定期券
    • ヤマザクラパス - 学生限定の「ヤマザクラGO」全線定期券。1か月4,000円。

交通系ICカード

交通系ICカードが利用可能で、PASMOSuicaおよび交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが利用できる[1]。バス車内の運賃箱での現金チャージにも対応する。ただしIC定期券は導入していない。

路線

桜川市役所岩瀬庁舎に乗り入れる「ヤマザクラGO」
  • 基本ルート
    • 桜川市役所岩瀬庁舎 - (犬田経由/さくらがわ地域医療センター経由) - 大曽根 - 桜川市役所真壁庁舎 - 紫尾団地 - 筑波山口

犬田経由[1]

  • 平日4.5往復、土休日7.5往復
  • 標準所要時間57分
  • 雨引観音は土休日の5往復が経由
  • 岩瀬高校南終着は平日朝1本のみ岩瀬庁舎から1区間延長運転(岩瀬高校南始発便は運行されていない)

さくらがわ地域医療センター経由[1]

  • 平日6往復、土休日2.5往復
  • 標準所要時間72分
  • 台山高森工業団地は平日の一部便が経由

区間便[1]

  • 筑波山口 - 真壁城跡(平日2.5往復、土休日1本)
  • 桜川市役所真壁庁舎 → 桜川市役所岩瀬庁舎(平日朝1本)

車両

「ヤマザクラGO」専用車両
いすゞ・エルガミオ(初代)
運行開始当初の車両

2016年の実証運行開始時は、小型ノンステップバス三菱ふそう・エアロミディMEを3台使用していた。

2018年の系統新設の際に、桜川市バス専用車両として「ヤマザクラGO」オリジナルカラーの中型車(いすゞ・エルガミオ)が3台用意された。代車として関鉄パープルバスの一般路線車(中型車)が使用されることもある。

市が関与する他の公共交通機関

ヤマザクラGOミニ

桜川市では、2020年令和2年)4月1日から桜川市内巡回ワゴン「ヤマザクラGOミニ」[4]も実施しているほか、デマンド型乗合タクシー「桜川市デマンド型乗合タクシー」[5]を実施している[6]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 桜川市バス「ヤマザクラGO」の運行について 桜川市公式サイト、2022年7月1日更新、2023年3月2日閲覧。
  2. ^ 桜川市バスの乗り入れ開始 雨引観音公式サイト
  3. ^ さくらがわ地域医療センター経由便運行開始 桜川市公式サイト
  4. ^ 桜川市内巡回ワゴン「ヤマザクラGOミニ」の運行について 桜川市公式サイト、2022年1月6日更新、2023年3月2日閲覧。
  5. ^ 桜川市デマンド型乗合タクシーについて 桜川市公式サイト、2021年9月7日更新、2023年3月2日閲覧。
  6. ^ 交通 桜川市公式サイト、2023年3月2日閲覧。

関連項目

外部リンク


桜川市バス「ヤマザクラGO」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:40 UTC 版)

関鉄パープルバス」の記事における「桜川市バス「ヤマザクラGO」」の解説

筑波山口 - 桜川市役所真壁庁舎 - 真壁城跡 - 雨引観音 - 岩瀬駅 - 桜川市役所岩瀬庁舎 - 岩瀬高校筑波山口 - 桜川市役所真壁庁舎 - 真壁城跡 - 雨引観音 - さくらがわ地域医療センター - 岩瀬駅 - 桜川市役所岩瀬庁舎 2016年10月1日から筑波山口真壁庁舎間で実証運行開始し、翌2017年10月から真壁庁舎岩瀬庁舎間を延伸した上で運行となった原型2011年3月まで関東鉄道つくば北営業所運行されていた岩瀬中央公民館真壁駅筑波駅線である。 運賃均一200円で、SuicaPASMO等の交通系ICカード使用できる筑波山口では『つくバス北部シャトル接続し乗り継ぎ割引設定されている。 当路線は旧筑波鉄道筑波線ルートを辿るもので、同線が運行されていた土浦駅筑波山口岩瀬間は路線バスで乗り継ぐことができる。休日一部便は途中雨引観音」を経由する本格運行際し、同市出身声優櫻川めぐ車内自動放送起用している。

※この「桜川市バス「ヤマザクラGO」」の解説は、「関鉄パープルバス」の解説の一部です。
「桜川市バス「ヤマザクラGO」」を含む「関鉄パープルバス」の記事については、「関鉄パープルバス」の概要を参照ください。

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