根拠の聖句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:13 UTC 版)
「セカンドチャンス (キリスト教)」の記事における「根拠の聖句」の解説
賛成派はセカンドチャンスの聖書的根拠として、上記ペテロ第一3:18-4:6以外にも、下記の聖句等をあげる。( )内は賛成派による注釈である。 「もしあなたの口で『イエスを主』と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われる。・・・キリストは、死んだ人にとっても(よみにいる人々)、生きている人にとっても、その主となるために、死んで、また生きられたのです」(ローマ人への手紙10:9、14:9) 「それ(イエスの十字架死、復活、昇天)はイエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもの(よみの人々)のすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです」(ピリピ人への手紙2:10-11) 「私は、天と地と、地の下(よみ)と、海の上のあらゆる造られたもの、およびその中にある生き物がこう言うのを聞いた。『御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように』」(ヨハネの黙示録5:13) 「死人が神の子(イエス)の声を聞く時が来ます。今がその時です。そして、聞く者は生きる(すなわち救われる)のです。・・・墓の中にいる者(よみの人々)がみな、子(イエス)の声を聞いて出て来る時が来ます。善を行なった者は、よみがえっていのちを受け、悪を行なった者は、よみがえってさばきを受けるのです」(ヨハネの福音書5:25-29) 「生きている者にも、死んだ者にも、御恵みを惜しまれない主」(ルツ記2:20) 「わたし(神)がわざわいを予告した民が、悔い改めるなら、わたしは、下そうと思っていたわざわいを思い直す」(エレミヤ書18:8) 「いのちの書に名の記されていない者はみな、この火の池(地獄)に投げ込まれた」(ヨハネの黙示録20:11-15)(『最後の審判』と呼ばれる、死者の最終的行き先を決める神の裁判の法廷についての記述である。よみに留め置かれていたすべての死者はそこに出され、最終的行き先が言い渡される。その法廷に『いのちの書』が提出される。その書に『名の記されていない者はみな、火の池(地獄)に投げ込まれた』と記されているから、『いのちの書』とはすなわち回心者名簿である。最終的に天国(新天新地)に入る者たちの名簿である(イザヤ4:3)。それがこの法廷に出されることは、『よみ』の死者の中には最終的に神の国(新天新地)に入る者たちがいることを示している)。
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