根拠と実例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 14:49 UTC 版)
「ハンガリー人宇宙人説」の記事における「根拠と実例」の解説
説によれば、ハンガリー人は自分が宇宙人だということを隠しているが、それでも隠しきれない3つの特徴があるという。その特徴が本説の根拠となっている。特徴の1つは、ハンガリー人には放浪癖があることである。2つ目はその言語で、ハンガリー語は周辺諸国のどの言語とも類似性が無い。3つ目はハンガリー人の並はずれた知能である。 こうした特徴は、諸外国で活躍するハンガリー人によって裏付けられている、とされる。特筆すべきは初期のハリウッドで、パラマウント映画創設者のアドルフ・ズーカー(英語版)、20世紀フォックス創設者のウィリアム・フォックス、監督ではマイケル・カーティスやアンドリュー・G・ヴァイナ、俳優ではベラ・ルゴシやザ・ザ・ガボールなどがいる。さらには、トニー・カーティスやポール・ニューマンといったハンガリー人2世も活躍している。あまりにハンガリー人が多いため、ズーカーの事務所の壁には「ハンガリー人であることだけでは十分でない」と書かれていたことがある。 科学界においても、国際会議で世界各地から集まった科学者が皆ハンガリー語で話していた、という逸話がまことしやかに伝えられているほど、一時期は多くの人材を輩出した。そのため宇宙人とうわさされた人物も多い。レオ・シラードは、「貴方がたハンガリー人は本当に異星人なのですか」と問われたとき、「多分ね」と答えている。さらには、「1900年頃、確かに火星人の乗った宇宙船はブダペストに降り立った。そして出発するとき、重量オーバーのために、あまり才能の無い火星人たちをそこに置いてこなければならなかったんだ」とも述べている。 また、セオドア・フォン・カルマンについては、火星に彼の名がついた「フォン・カルマン・クレーター(en:Von Kármán (Martian crater))」が存在する。また、月の裏には「レオ・シラード・クレーター(英語版)」「フォン・カルマン・クレーター(英語版)」「フォン・ノイマン・クレーター(英語版)」があることからも説明された。エドワード・テラーに至っては、そもそも名前からしてE.T.であるし、それに彼の話す英語には「強い火星訛り」があったという。 そのエドワード・テラーはハンガリー人宇宙人説について尋ねられたとき、「まずいな、ばれちまったか。さてはフォン・カルマンさんが言いふらしたんだな」と答えている。 こうしたハンガリー人科学者の中で最も優秀とされているのが、フォン・ノイマンであった。ハンス・ベーテも1950年代、「フォン・ノイマンの頭は常軌を逸している。人間より進んだ生物じゃなかろうか」と述べている。プリンストンでは、ノイマンは普通の人間ではなくて人と神の間に生まれた者なのであるが、人間というものをよく研究しているため、人間そっくりにふるまうことができるのだ、という話が伝えられていた。また、ノイマンの娘のマリーナ・フォン・ノイマン・ホイットマンは、『火星人の娘』というタイトルの自伝を出版している。
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