柳澤雅昭(やなぎさわ まさあき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 04:48 UTC 版)
「なつきクライシス」の記事における「柳澤雅昭(やなぎさわ まさあき)」の解説
なつきの先輩で、実質的な師でもある青年。常東学園校長・柳澤泰山と柔術家・鷹尾郁子(たかお いくこ)の息子で、父とは絶縁状態にあり、高校時代には母からも独立して一人暮らしをしていた。身長192cm・体重98kgの大男で、鋭い眼とこけた頬が特徴。連載開始時は剛柔高校3年生の空手部主将でクラッシュ18にて卒業し渡米、『ビジネスジャンプ』連載時はアメリカ合衆国にある「厳勇館」支部道場で指導員を務めている。大きな感情表現をせず口下手な性格。その一方、無類の強さを誇り、なつきの越えたい目標でもある。実際、彼は渡米期間が長く他の人物との対戦回数は多くないものの、遠藤(クラッシュ1)や本堂(クラッシュ6)、ビガロー(クラッシュ15)、辰馬(Action110、113)など、それぞれなつきを苦戦させた格闘者や、相撲部員(クラッシュ2)、神取を襲った暴漢 (Action15) など集団を相手にしても負けることが無かった(特殊な仕掛けによって間合いを見誤らせた鍋島次男(クラッシュ15)のみが唯一の例外)。幼少時代から父・泰山による大人相手の尋常ならざる武道教育を受け、泰山が開いた総合格闘塾「神道塾」(しんとうじゅく)でも15歳にして高段位者を脅かす実力を得ていた。この頃の彼はひたすら「勝つ」ことに執着し、その結果、練習相手であった恋人に自ら重傷を負わせてしまう。神取が期待した常東学園ではなく剛柔高校へ進学した理由がこの事件にあるかは定かでないが、このことから彼はなつきが入部するまで己の空手に恐怖を抱いており、周囲からも恐ろしげに見られていた。ところが彼の技を学ぼうと一途に励むなつきを見るうち、彼自身も恐怖を捨て、己の空手を自信に変えていった。なつきの彼への想いに対しては、彼もまた当初から彼女を心配したり(クラッシュ4など)、彼女の交際相手を気にする(クラッシュ1、クラッシュ6)などの素振りを見せ、その真意をリナに追及されるとしどろもどろになる面もあったが (Action116)、結局彼の気持ちが語られる前に物語は完結した。
※この「柳澤雅昭(やなぎさわ まさあき)」の解説は、「なつきクライシス」の解説の一部です。
「柳澤雅昭(やなぎさわ まさあき)」を含む「なつきクライシス」の記事については、「なつきクライシス」の概要を参照ください。
- 柳澤雅昭のページへのリンク