東京 - 京阪神間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:37 UTC 版)
国土交通省の2005年発表の統計資料 では、「最近10年間の公共交通機関の旅客輸送の動向」として中長距離の輸送の具体例として東京 - 大阪間の旅客輸送人数等の推移についての分析を行なっている。 これによると、鉄道(≒東海道新幹線)・航空・高速バスのシェアの推移は、1994年度(平成6年度)には鉄道:航空:高速バスの比率が82.9% : 15.6% : 1.4% が、2003年度(平成15年度)にはその比率が64.6% : 32.3% : 3.0% に変化し、航空機が大きくシェアを伸ばしていることがわかる。この要因として、国土交通省の資料では1994年の関西国際空港開港に伴う便数の増加や、1998年に開始された京浜急行電鉄空港線の東京国際空港直下駅(羽田空港駅)への乗り入れなどによる所要時間の短縮などの利便性の向上、さらには規制緩和に伴う事前購入運賃やシャトル便往復割引などの運賃の多様化による航空運賃水準の低下を指摘している。また、高速バスについてはその低廉性がほかの輸送機関からのシフトだけでなく、従来の航空、新幹線の運賃では利用しなかった新たな旅客の掘り起こしにつながって利用者数を増やしているとしている。一方で、東海道新幹線も2003年の品川駅開業・のぞみ増発などによる利便性向上策により乗車人数そのものは増えており、結果として東京 - 大阪間を含めた中長距離帯の公共交通機関の輸送人数そのものの増加につながっていると指摘している。 JRと航空機の旅客シェア東京都 - 大阪府間2005年度 65:35 2006年度 67:33 2007年度 69:31 2008年度 69:31 2009年度 70:30 2010年度 71:29 2011年度 73:27 2012年度 73:27 2013年度 73:27 2014年度 74:26
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