東中野修道裁判とは? わかりやすく解説

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東中野修道裁判(夏淑琴名誉棄損事件)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:50 UTC 版)

南京事件論争史」の記事における「東中野修道裁判(夏淑琴名誉棄損事件)」の解説

東中野修道は、著書南京虐殺徹底検証」で、南京占領時の12月13日発生した事件である、南京市地内南部住民である夏一家強姦殺人も含む一家殺害事件新路口事件)の生き残りとされる夏淑琴ウソをついていて、関連ジョン・マギー記録デタラメであると主張した。それに対し夏淑琴は「ニセ被害者詐欺師呼ばわりされて、名誉を傷つけられた。(引用者注:東中野説明指摘し東中野氏は同じ本の後の記述では問題をboyonetを突き刺した訳している。(引用者注:中傷のために)意図的にフィルム解説文を誤訳した」と主張したその後、夏は2006年5月15日東京地裁で、東中野被告として名誉毀損提訴した東京地裁裁判2007年11月2日判決にて、東中野修道敗訴となる。判決では「通常の研究者であれぱ(中略)その不自然さ原因探求すべくそれまで解釈過程再検討して当然に7、8歳になる妹」と「8歳少女」が同一人である可能性思い至る中略)以上述べた2点だけからして被告東中野原資料解釈はおよそ妥当なものとは言い難く学問研究成果というに値しないと言って過言ではない」として、裁判長夏淑琴への名誉毀損認め東中野出版元展転社対し400万円慰謝料支払い命じた。この判決に対して東中野側は控訴したが、控訴審東京高裁でも2008年5月21日地裁同様に慰謝料支払い命じた(ただし高裁では地裁判決文の「以上述べた2点だけからして被告東中野原資料解釈はおよそ妥当なものとは言い難く学問研究成果というに値しないと言って過言ではない」を「不合理であって妥当なものということができない」との表現変更)。 東中野側は上告したが、2009年2月5日最高裁東中野展転社からの上告を棄却一審判決通り両者対し合計400万円賠償命令する裁判確定した2009年4月16日にこの賠償金支払われた。

※この「東中野修道裁判(夏淑琴名誉棄損事件)」の解説は、「南京事件論争史」の解説の一部です。
「東中野修道裁判(夏淑琴名誉棄損事件)」を含む「南京事件論争史」の記事については、「南京事件論争史」の概要を参照ください。

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