杏の親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 17:02 UTC 版)
植草 美和子(うえくさ みわこ) 杏の実母。夫との離婚を機に、娘・杏を連れて島根の実家に戻ってきた。気丈に振舞う博愛主義者だが、性格は繊細でナイーブ。他人の気持ちに敏感で、人一倍周りに気を使い気を揉んでいた。そのため、離婚し島根に戻ってからしばらくして、生きることに疲れ山に入り自殺してしまう。すぐになんでも噂にし、あっという間に広がってしまう、プライバシーやデリカシーのない田舎を嫌い、実家のある村から出たがっていた。20歳の時、旅行で島根に来ていた杏の父親・水瀬正弘と出会い、後に上京し結婚。大悟の母親・広子とは高校時代からの同級生。 水瀬 正弘(みなせ まさひろ) 杏の父親。普段は頼りなくのんびりした雰囲気を持っているが、肝心な時は美和子よりもしっかりしている優しい人。大学生の頃、島根に旅行に来た際、車が壊れた際助けてくれた美和子に一目ぼれ。大学を卒業後、美和子の母親の反対を押し切り美和子を村から連れ出した。そのため、今でも美和子の母親には頭が上がらない。杏が12歳の時美和子と離婚、事業の失敗による借金を独りで背負い返済を続けた。杏が15歳の時に再び東京で二人暮らしを始める。その後、高校時代の同級生である楓と再婚し、娘を一人もうける。 植草 美佐代(うえくさ みさよ) 杏の母方の祖母であり、美和子の母親。母親が亡くなってから杏が15歳の時まで、夫(杏の祖父)と共に親代わりとして杏を育て、それ以後も杏のことを見守り支え続けた。気が強く、しっかりした女性。 水瀬(黒木) 楓 (みなせ(くろき) かえで) 杏の義理の母で、父親の再婚相手。杏の父親・正弘とは高校時代の同級生で、高校1年生の頃から片思いをしていた。職業は医師で、仕事は出来るものの、料理どころか家事も全く出来ない。杏の父親とできちゃった結婚を決め、後に千衣という女の子をもうける。さっぱりした性格。 水瀬 千衣(みなせ ちい) 杏の異母妹で、杏の父親・正弘と楓の子。杏とは19歳差だが、対等な立場でとても仲がよく、杏が大悟とよりを戻す前、杏と2人だけで仁摩のサンドミュージアムや島根の実家を訪れている。名前の由来は楓が昔飼っていた犬のチロルの愛称「チィちゃん」から命名された。
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