有名な朝臣姓氏族
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大神朝臣 - 568年(欽明天皇29年、古墳時代)に宇佐神宮前身の鷹居社を建立した大神比義の末裔。 源朝臣 - 皇別氏族。公家では源氏長者の地位を長く保った久我家などの村上源氏、武家では源義家以降、清和源氏が勢力を伸ばし、源頼朝以降武家にとって特別な氏姓となった。足利氏はその代表である。徳川氏も清和源氏を称している。 平朝臣 - 皇別氏族。桓武平氏が最も著名であり、公家では堂上平氏として旧家2家(半家)・新家3家(名家)が残る。武家では平家が有名であり、また織田氏も称している。 藤原朝臣 - 神別氏族。中臣鎌足の子孫。長らく朝廷の重職を独占し、摂家を筆頭に堂上家の大半を占めた。武家では伊東氏、小山氏、上杉氏、伊達氏などが知られる。 橘朝臣 - 皇別氏族。県犬養三千代、橘諸兄、橘佐為を祖とする。 四大姓に数えられるが四大姓の中では最も振るわなかった。 菅原朝臣 - 野見宿禰を祖とする。文章道を管掌し、堂上家(半家)が6家残っている。 大江朝臣 - 土師諸上を祖とする。大江広元など学者を多く輩出し、武家では毛利氏などを輩出している。公家では長らく地下家だった3家のうち、代々蔵人を務めた2家の北小路家が江戸時代後期に堂上家に列せられた。(最後の堂上家昇格) 中原朝臣 - 十市有象、十市以忠を祖とする。明法道、明経道を司る家系。嫡流の押小路家は局務、市正などを世襲し、朝廷の実務、京都の行政に深く関わった。 豊臣朝臣 - 安土桃山時代に関白・羽柴秀吉に下賜され、秀吉によって多くの大名などに下賜された。
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