映画や出版物など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:40 UTC 版)
映画 「ヒューストン、問題が発生した」 1974年に公開された「ヒューストン、問題が発生した (Houston, We've Got a Problem)」という映画は完全なフィクションで、事故は地上の職員が原因で引き起こされ、計画のスケジュールは完全に崩壊し飛行士たちの生命はさらなる危険にさらされ、ただニュースの記事とナレーターの重々しい声のみが事実を伝えている、というものであった。 楽曲 「アポロ13号のバラード」 1983年には「発射10秒前、秒読み続行:宇宙世代の歌」という題名のカセットテープに録音された歌集がオフ・セントール・プロダクションから発売され、その中に「アポロ13号のバラード」という曲が収録されていた。 映画 「アポロ13」 ジム・ラヴェルとジェフリー・クルーガーの共著『失われた月』(Lost Moon、日本語版タイトル『アポロ13』)は、1994年に刊行され、翌1995年に『アポロ13』というタイトルで映画化された。監督はロン・ハワードで、ラヴェル船長はトム・ハンクス、ヘイズ飛行士はビル・パクストン、スワイガート飛行士はケヴィン・ベーコン、飛行主任ジーン・クランツはエド・ハリス、ラヴェル夫人はキャスリーン・クインラン、マッティングリー飛行士はゲイリー・シニーズが演じた。またラヴェル夫妻本人もカメオ出演している。 ジーン・クランツを始めとする何人かの主要人物たちは、「この映画は事実を忠実に再現しているが、映画的に演出された箇所もところどころ見られる」とコメントしている。技術的な誤りも指摘されていて、たとえば事故の瞬間の「ヒューストン、何か問題が発生したようだ (Houston, we've had a problem.)」というラヴェルの報告が、「ヒューストン、問題が発生した (Houston, we have a problem.)」になっているところなどである。 全米映画ランキングなどでは当初は批判的な意見が多かったが、後にはアカデミー賞の最優秀作品賞、助演男優賞(ハリス)、助演女優賞(クインラン)にノミネートされ、最優秀編集賞と最優秀録音賞を獲得した。この映画は、アポロ計画やアメリカの宇宙開発の歴史に関する一般の興味を喚起したと言ってよい。 テレビドラマ 「フロム・ジ・アース/人類、月に立つ」 トム・ハンクスやロン・ハワードなど映画『アポロ13』に関わったスタッフを中心に、1998年にはアポロ計画を描いたテレビドラマシリーズ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』(From the Earth to the Moon) が制作された。この中で、アポロ13号の事故にまつわるエピソードは「番組を中断して (We Interrupt This Program)」というタイトルで扱われている。内容は計画を細部にわたって忠実に再現しようとしたもので、きわめてドキュメンタリー・タッチのものである。
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