早太郎説話とは? わかりやすく解説

早太郎説話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 17:20 UTC 版)

光前寺」の記事における「早太郎説話」の解説

矢奈比売神社#霊犬悉平太郎伝説」も参照 この説話は、当寺や、その他各地語られているものであるが、その内容類型的である。また、早太郎(はやたろう)の名は、伝わる地方により異なり遠江国では悉平太郎(しっぺいたろう)という。駒ヶ根でも、疾風太郎しっぷうたろう)という別名が伝わっている。 昔、信濃光前寺床下山犬子犬産んだ光前寺和尚親子山犬手厚く世話してやった。やがて母子犬達を連れて山に戻ったが、子犬のうちの1匹を寺に残していった。この子早太郎というたいへん強い山となり光前寺飼われた。ある時、光前寺近く怪物現れ子供をさらおうとしたが、早太郎駆け付けたため、怪物逃げて行ったさて、その頃信濃の南隣、遠江見附には、毎年どこからともなく放たれ白羽の矢立った家の娘を人身御供として神様差し出ねばならぬ恐ろしい仕来りがあった。これを破ると田畑荒らされ困窮しきるため、村人泣く泣く矢奈比売神社祭り夜に娘を入れて差出し、これを鎮めていたのだ。 延慶元年1308年8月、この地を旅の僧侶通りかかり、見附鎮守であるはずの神様そのような悪行をなすはずがない考え祭り夜にその正体確かめよう神社向かい身を潜めていた。すると、そこに現れたのは神様ではなく神を騙る恐ろしい怪物であり、その怪物が「信州早太郎おるまいな、早太郎には知られるな」と言いながら娘をさらっていった。怪物恐れる「信州早太郎」に怪物退治を頼む他ないと考えた僧侶は、信濃行き1年近くもの間に方々探しまわった末、光前寺早太郎を見つけ出し事情説明して和尚から早太郎借受けた。僧侶早太郎見付村辿り着いた時には既に8月入り、その年も又のある家に白羽の矢立っていた。僧侶村人相談し早太郎を娘に代わって神社差し出すことを承諾させた。そして次の祭りの日早太郎は娘の身代わりとなってに潜み、現れ怪物一夜わたって激しく戦い、見事退治した人身御供差し出させた娘を毎年喰らっていた怪物正体は歳を経た化生狒々であった戦いで深い傷を負った早太郎は、光前寺までたどり着く和尚にひと吠えして息をひきとったと言われている。早太郎借り受けた僧侶は、早太郎供養のために大般若経光前寺奉納した。これは寺宝として経蔵保管されている。また、本堂の横に早太郎の墓がまつられている。 この話は「猿神退治」として、まんが日本昔ばなし昭和51年7月31日放送分でアニメ化されている。 遠江国見附は、現在の静岡県磐田市見付である。この話が縁となり、 1967年昭和42年1月12日から駒ヶ根市磐田市友好都市関係となっている。

※この「早太郎説話」の解説は、「光前寺」の解説の一部です。
「早太郎説話」を含む「光前寺」の記事については、「光前寺」の概要を参照ください。

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