霊犬悉平太郎伝説とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 霊犬悉平太郎伝説の意味・解説 

霊犬悉平太郎伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:21 UTC 版)

矢奈比売神社」の記事における「霊犬悉平太郎伝説」の解説

光前寺#早太郎説話」も参照 この伝説は、当社やその他各地語られているものであるが、その内容類型的である。また、平太郎しっぺいたろう)の名は、伝わる地方により異なり、悉平太郎出身地ある光前寺では早太郎(はやたろう)と呼ばれる見付の里では、毎年8月初めになると、どこからともなく飛んで来た「白羽の矢」が、ある家の屋根突き刺さっており、矢を立てられた家は年番といい、年番はその家の娘を生きたまま入れて8月10日真夜中に見付天神供え供えられた娘は、生贄として地響きと共に現れた怪神によって食い殺されるという恐ろいしきたりがあった。これを破ると田畑荒れ里が凶作苦しむことになるため里人泣く泣くこのしきたり守っていた。 延慶元年1308年8月雲水呼ばれる旅の僧が見付の宿へ通りかかったところ、この祭り遭遇し、楽しいはずの祭りなのに里人が悲しい表情をしていることから、話を伺ったところ、この祭り知ったとされる見付の里の鎮守であるはずの神様そのような悪行をするはずがないと訝った雲水が、祭り夜にその正体確かめよう神社向かい身を潜めていると、現れたのは神ではなく恐ろしい怪物であり、「信濃の国の悉平太郎知らせるな。今宵今晩このことは、悉平太郎知らせるな」と言いながらごと娘をさらって去っていった。 雲水怪物打ち破るため、怪物恐れる悉平太郎求めて信濃国へ向かうが、そのような名前の人物見当たらず、更に根気よく探していると、それは伊那光前寺飼われているであることが分かった雲水住職事情話し借受許可をいただくと、悉平太郎連れて見付戻った見付戻った頃には翌年8月になっており、この年年番屋根白羽の矢立っており、雲水里人相談し、娘の代わりに平太郎入れて供えたところ、悉平太郎現れ怪物一夜渡って激しく戦い、見事退治成功した怪物正体は歳を経た妖怪狒々であった見付里人は、悉平太郎立派な働きぶりに心から感謝し大般若経六百巻を書き写して光前寺奉納した境内にある霊犬神社では、霊平太郎祀られている。磐田市PRキャラクターしっぺい」は、悉平太郎モデルしたものである。 悉平太郎出身地ある光前寺現在の長野県駒ヶ根市位置し、この話が縁となり、 昭和42年1967年1月12日から磐田市駒ヶ根市友好都市関係となっている。

※この「霊犬悉平太郎伝説」の解説は、「矢奈比売神社」の解説の一部です。
「霊犬悉平太郎伝説」を含む「矢奈比売神社」の記事については、「矢奈比売神社」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「霊犬悉平太郎伝説」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「霊犬悉平太郎伝説」の関連用語

霊犬悉平太郎伝説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



霊犬悉平太郎伝説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの矢奈比売神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS