旧清水邸書院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 01:58 UTC 版)
開館日時:毎週日曜日午前9時~午後4時30分 (3月から10月) 午前9時~午後4時 (11月から2月) 問い合わせ先:二子玉川公園ビジターセンター 803-3700-2735 玉川公園管理事務所803-3704-4972 高生垣は開東地方の屋敷林として一般的なものであり、公園との境界をしっかりとかたち作るように記置しているが、旧清水邸書院と公園との距離が狭いため、自然業材に人工的な操作を施した、高さのある装置が必要であると考えている。 小崖線が南へと連続していく量観要素であり、国分寺産線の庭的表現でもあり、多摩堤の庭的表現でもある。東西巾の狭さを補うように、南北には長く連続させて、おおらかな曲線を描くことで空間に広がりをもたらすように計画。直線の二子帰帆河岸の硬さを和らげ、 お互いのデザイン特性を高め合うものでもある。内景観においては芝張り仕上げとし、西から眺望する際には背景の公園植栽と遠望する国分寺崖線の縁が印象的に借景されるようにしており、外景観として公園側から見る際には、低木幅の寄せ植えが季節ごとの変化を見せている。 旧清水邸書院には、明治時代の建築にふさわしい、近代に特徴的な植物を用いている。自然主義でマツとモミジの野木寄せ補え、サツキ、クマザサ、文人趣味でサルスベリ、ザクロ、ハクモクレン、ボタン、シャクヤクなどが植えられている。 その歴史は、明治43年(1910年)頃、中根岸(現在の台東区根岸3丁目あたり)に建ったものを、大正8年(1919年)に区内瀬田の清水家屋敷に移築したもので、平成25年、現在地に再度移築されており、同年の3月29日には世田谷区登録有形文化財(建造物)に登録されている。
※この「旧清水邸書院」の解説は、「帰真園」の解説の一部です。
「旧清水邸書院」を含む「帰真園」の記事については、「帰真園」の概要を参照ください。
- 旧清水邸書院のページへのリンク