旧半田工場(半田赤レンガ建物)
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「日本食品化工」の記事における「旧半田工場(半田赤レンガ建物)」の解説
詳細は「半田赤レンガ建物」を参照 創業の地で、最初の工場である半田工場があった愛知県半田市榎下町8番地には、煉瓦造りの倉庫が今も遺されている。これは、明治期に妻木頼黄の設計によって、カブトビールのビール工場として建てられたもので、日本近代建築史において貴重な現存建造物である。第二次世界大戦中の1944年(昭和19年)から中島飛行機製作所の半田製作所衣糧倉庫として使用された。戦後、日本食品化工がコーンスターチ製造工場の一部として1950年(昭和25年)3月より使用した。1994年(平成6年)に半田工場の操業を停止し、工場の製品製造設備部分を取り壊して更地化した上で、主として製品保管倉庫として利用していた倉庫部分および土地を、1996年(平成8年)に半田市へ譲渡した。この赤レンガ倉庫は、耐震補強工事などの改修を経て、2015年(平成27年)から「半田赤レンガ建物」として常時一般公開されている。経済産業省により「伝統食品の近代化や新たな食文化の創造に挑んだ中部・近畿の食品製造業の歩みを物語る近代化産業遺産群」として認定された近代化産業遺産のうちの一つである。 半田赤レンガ建物全景 半田赤レンガ建物尖塔部分 半田赤レンガ建物北面に残る機銃掃射痕
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