日本の行政区分下の北方領土
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)
「北方領土問題」の記事における「日本の行政区分下の北方領土」の解説
北方領土四島には色丹村・泊村・留夜別村・留別村・紗那村・蘂取村・歯舞村の7村が地方自治体として存在していた。1959年に歯舞村が根室市と合併したため、歯舞村であった地域は現在、根室市に属している。 1983年4月1日では「北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律」(昭和57年8月)第11条により日本国民の誰でも本籍を置くことが可能となっている。これは上記6村が元来北海道根室支庁に属する自治体であったため、各村自治体が実効的な存在を喪失して以降も上位の地方自治組織が機能しているためである。現在この手続きは根室市役所が行っている。なお、樺太や北千島に関しては、すでに樺太庁や北千島関連役所が消滅していることに加え、帰属が未確定であることを日本政府及び外務省が公認しているため、このような措置は行われていない。1982年3月31日までは、歯舞村を除く6村については本籍を置くことができなかった。 日本側の行政区分の一覧 表 話 編 歴 北方領土における日本側の行政区分 道北海道 振興局根室振興局 市根室市(旧歯舞村地区[1] ) 郡[2]色丹郡 - 国後郡 - 択捉郡 - 紗那郡 - 蘂取郡 村色丹村 - 泊村 - 留夜別村 - 留別村 - 紗那村 - 蘂取村 特記事項1. ^ 1959年に歯舞村が根室市と合併したため、歯舞村であった地域は現在、根室市の一部である。2. ^ 以下の地域は、ロシアとの平和条約が未締結のため帰属未定。千島列島 - 得撫郡・新知郡・占守郡南樺太 - 豊原市・恵須取郡・大泊郡・敷香郡・泊居郡・豊栄郡・名好郡・本斗郡・真岡郡・元泊郡・留多加郡 関連項目北方領土問題
※この「日本の行政区分下の北方領土」の解説は、「北方領土問題」の解説の一部です。
「日本の行政区分下の北方領土」を含む「北方領土問題」の記事については、「北方領土問題」の概要を参照ください。
- 日本の行政区分下の北方領土のページへのリンク