日本における今後の展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:01 UTC 版)
国土交通省は総務省の「V-Low帯域の防災利用に関するワーキンググループ」などの検討会の場で、「道路情報ラジオ」について、今後民間放送事業者が中波放送を取りやめFM放送へ移行する事により中波放送の受信設備を積載する車両の減少が見込まれる事や豪雪災害などの災害時における情報提供に課題がある事などからFM放送帯域での通信事業への転換(FM路側通信システム)の検討を行っていると明らかにした。また、ハイウェイラジオについては、前述の通り、2020年から、複数言語での情報提供を目的とし、スマートフォンの位置情報を利用することで、対象路線の本線上を走行中に道路情報を聴取することが出来るアプリが東日本高速道路及び前述の中日本高速道路により開発・運用されており、前者開発のものは「E-ハイラジ」、後者開発のものは「みちラジ」として一般公開されている。前述の通り両者とも本線上の特定の場所に設置されているハイウェイラジオ放送区間とは違い、漏洩同軸ケーブルから離れた場所でも高速道路の交通情報を取得できる(いわばハイウェイテレホンとハイウェイラジオの中間)形となっている。2022年現在、東日本高速道路の「E-ハイラジ」は実証実験段階であり利用可能な範囲は限られている。
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