日本における人文主義地理学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 15:43 UTC 版)
「人文主義地理学」の記事における「日本における人文主義地理学」の解説
日本で人文主義地理学が初めて紹介された事例として、山野 (1979)および竹内 (1979)が挙げられる。これらの論文では英語圏における人文主義的な地理学研究の紹介がなされた。 日本でトゥアンの著書が翻訳されたこともあり、トゥアンによる方法論の影響力が大きいという主張もある。 米田・潟山 (1991)では、日本における人文主義地理学的な研究について、主観性・人間性を取り戻した研究、記号論的な方法論をとった研究、場所イメージに関する研究、メンタルマップに関する研究、ゲシュタルト心理学的な見方を利用した景観研究の5つに分類している。ただし日本での人文主義地理学的な研究は空間認知が視覚に限られることが多いという批判もある(実際、日本国外では1991年時点でも嗅覚や聴覚など他の感覚による空間認知による感覚地理学が発生していた)。
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