日本における代表的な砂防堰堤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 05:28 UTC 版)
「砂防堰堤」の記事における「日本における代表的な砂防堰堤」の解説
本宮砂防堰堤(国の登録有形文化財):常願寺川上流の有峰(現・富山地方鉄道立山線の有峰口駅近く)に1937年(昭和12年)完成。長さ107m、高さ22m、貯砂量500万立方メートルの堰堤で、日本一の貯砂量を誇る。 白岩堰堤(国の指定重要文化財):1939年(昭和14年)、常願寺川上流湯川谷に10年の歳月をかけ完成。7基の副ダムの複合体としての砂防堰堤。高さ63m、落差108mの規模は、ともに日本一の高さを誇っている。2009年6月30日には、本堰堤、副堰堤、床固(第二副堰堤)および方格枠が「白岩堰堤砂防施設」として、国の重要文化財に指定された。砂防施設では初の重文指定となる。 立山カルデラの砂防事業だけでこの2つの日本一の砂防堰堤を有している。 釜ヶ渕堰堤(国の登録有形文化財):戦時中の1944年(昭和19年)に8年を費やして完成。1915年(大正4年)の焼岳噴火で大正池を形成した土石の流出を防ぎ、上高地の景観と梓川流域保全を目的とする。
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