日本と世界との警戒監視協力
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「瀬取り」の記事における「日本と世界との警戒監視協力」の解説
2018年4月28日、防衛省は、『「瀬取り」に対する関係国による警戒監視活動』に関して状況を公開した。内容は以下の通り。 今般、国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶のいわゆる「瀬取り」を含む違法な海上での活動に対して、米国に加え、関係国が在日米軍嘉手納飛行場を拠点として、航空機による警戒監視活動を行う。 関係国としては、現時点でオーストラリア軍及びカナダ軍が哨戒機を派遣し、国連軍地位協定に基づき当該活動に従事予定。 2018年4月10日、英国防省から、イギリス海軍フリゲート艦「サザーランド」等が、北朝鮮の海上での不正取引を監視する国際的な努力に貢献する旨を発表。 我が国としては、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の完全履行を含む、北朝鮮に対する最大限の圧力を維持する観点から取組を歓迎。 防衛省・自衛隊としても、海上自衛隊が安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており、関係国と緊密に協力。 2019年3月8日には、北朝鮮による瀬取りの警戒監視活動にフランス軍も参加することが発表された。まず3月中旬に哨戒機ファルコン200が在日米軍嘉手納飛行場に派遣され、続いてフリゲート艦「ヴァンデミエール」が、同年春から東シナ海周辺海域で監視活動に入る。 2019年4月、北朝鮮籍タンカー「SAEBYOL(セビョル)号」が瀬取りを強く疑われ、これが、英国と日本の共同での作業によるもの、とされた。なお、この時点で、英国は、日本の監視活動に関し、海軍フリゲート「サザーランド」(2018年5月上旬)、同揚陸艦「アルビオン」(2018年5月下旬から6月上旬まで及び6月中旬)、同フリゲート「アーガイル」(2018年12月中旬及び2019年年1月上旬)、同フリゲート「モントローズ」を派遣(2019年2月下旬から3月上旬)したと言われる。
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